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洋楽 UK

スクリーモ 

アーティスト

Hundred Reasons

 

 ロンドン郊外サレーで活動していたジェットパック、フルーアという2つのバンドが解散後、同じマネージャーが担当していたという縁で合体

 コリン・ドラン(ヴォーカル)、ポール・タウンゼント(ギター/ヴォーカル)、アンディ・ギルモア(ベース)、ラリー・ヒビット(ギター)、アンディ・ヒューズ(ドラムス)によって、2000年1月に結成される

 7月にはデビュー・シングル“Cerebra”をインディーよりリリース。各音楽誌でその存在が注目され、8月には「KERRANG!」誌において〈Best New British Band〉に選ばれる。2001年には早くもメジャー契約をなしとげる

フルレンス

    アルバム               個人的満足度              

 Ideas Above Our Station

 アイディアズ・アバヴ・アワー・ステーション

 

★★★★★★★★★★

 ロンドン郊外、サレー州出身の5人組による1STフルレンス。オレンジ9mmやファーを手掛けたデイヴ・サーディがプロデュースを担当し、レコーディングはNYで行われた

 やっぱり出てきたUKスクリーモバンド。とはいってもこのバンド、USのスタンダードスクリーモをそのままなぞっていないのが面白い。

 UK産独特の曇り空、昼下がり、午後の紅茶を彷彿させるウェットなメロ使いもある。

 しかし、もっとひねくれているし、なんだか弱さを美とするUSエモとはなんだか違う。

 わかりやすいスクリームもしないから、メディアはラウドロックと捉えているのもわかる。

 爽快に走るギターワークや歌心を大事にするボーカルの歌唱も飽食気味なUSスクリーモシーンからするとだいぶ新鮮だ。

 USスクリーモシーンへの回答なのに、そのままのサウンドで返事しなかった彼らは偉いと思うし、ここにある歌は確かだ。

 ただ、メロコアのような軽めのノリの楽曲はすーっと耳を抜けてしまいがち。

 キャッチーでなくとも聞きとおさせるパワーを持ったセカンドを聴いた後だと、どうもインパクトに欠けてしまっている気がする。

 

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 Shatterproof Is Not A Challenge

 シャッタープルーフ・イズ・ノット・ア・チャレンジ

 

★★★★★★★★★★

 2004年にリリースされた2NDフルレンス

 失敗することを恐れちゃダメだ!っていうなんともエモなタイトルを掲げた本作。

 前作はUSエモとは明らかに毛色も毛並みもちがうUK独特のウェットなエモポストコアだったが、さらにモダン化が進んだと言うか、世間一般でいうラウドロック化(この呼び名大嫌いなんだけどね)が進んでいる

 。リーダートラックからして前作のパンキッシュなメロコアノリはほとんど払拭されている。

 #3,#5,#6,#7の歌ものナンバーにしたってスタンダードなエモとは程遠い。

 初めて聴いたときはこの漠然とした作風に戸惑ったし、一聴して良しとわかるキラーチューンもないのが気になった。

 しかし、前述した#3,#5,#6,#7といった「歌」がじんわりと染みてくることに気づく。

 曲は「弱く」はなったとは思うが、「悪くはなっていない」と思う。

 なにより不思議と早送りをせずに聴いてしまっている自分がいる。

 こんな捉えにくいアルバムは初めてかもしれない。

 とりあえず買ってみたらじっくりと耳を傾けてみるといいかもしれない。

 前作と違ってストレートなわかりやすさが皆無のアルバムだから。

 しかし、それが原因かどうか知らないが、本国レーベルが興味を失い、バンドを手放してしまうというエピソードも彼ららしい。

 

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 Kill Your Own

 キル・ユア・オウン

 

★★★★★★★★★★

 V2移籍第1弾にして2006年リリースの3RDフルレンス。プロデュースはオアシス、ローリング・ストーンズなどを手がけたデイヴ・サーディ

 UKエモシーンの立役者ともメディアに騒がれながら、前作では完全なる「エモ」からの脱却をしてみせた彼ら。

 本作もリーダートラックからしてもうエモの面影もない。

 アメリカのインディー・ロックやオルタナティヴ・ロックの影響が強く出ていて、ボーカルのコリン・ドラン、いや、メンバーの趣味が最も強く出た結果だろう。

 続く#2はグランジの影響が濃い。

 はっきりいって私はグランジやオルタナはさほど好きではないし、このバンドのやっていることは完全にとまではいかないが守備範囲外といってもいい。

 しかし、可愛らしいメロディを持った#3や強烈にキャッチーなわけでもないのに口ずさんでしまう#4などにみられるように、「歌」を組み立てるのが本当に上手いバンドだ。

 バンドメンバー全員がソングライティングに関わるががために生まれたのであろうMotorheadなみにぶっとばす#6の浮きっぷりもそのまま個性として許してしまう。

 続く#7もアップテンポのロックンロールでバンドの性格としては珍しい。

 挙句の果てにはラストトラックまで良く出来ている職人ぶり。

 個人的には最近では珍しい聞き込みが必要なバンドであるとも思う。もうエモもラウドも関係ない。

 ロッキン○ンやス○ーザーのおもちゃになるには惜しいバンドであるのは間違いないのだから。

 

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