| デリー・デイトをプロデューサーに迎えて製作、2005年にリリースされた2NDフルレンス
ダサダサなジャケットはどうかと思うが(リミテッド・エディションのほうはさらに倍増)、バンドとしての成長は確かに感じる。
前作は英国ならではの叙情美とIron Maiden愛に溢れたメタルスクリーモとしてそれなりの作品だったが、本作はよりアメリカナイズ(あまり言いたくない言葉だが)された印象を受ける。
メロディは英国の曇り空、枯れ葉舞い散るしっとり叙情派からアメリカ大陸の晴れやかな白い雲と青い空になっている気がする(もちろん、完全にUS風に聴こえるというわけでもない)。
#2,#4のポップパンク調の曲などはThe Atarisのようにも聞こえる。
スクリーモバンドではもうありがちな「セカンドアルバムからスクリームを捨てる」という現象が始まっており(とか言いつつ#9にスクリームがあって興を削いでんだよな)、ボーカルはメロディをなぞることに専念。
それによってのびやかになり(単純な歌唱力の向上もあろうが)、#7のようなエモーショナルな歌ものが映えるようになったメリットもある。
アメリカ進出を狙っているといったらそれまでだし(事実、アメリカではメジャーに移籍)、メタル由来の重厚なドラマ性は弱まった気がするし、ロックとしても軽い気がしてならない。
しかし、曲のクオリティや「いかにもイギリスー的なメロディ」は後退してるとはいえ、メロディの臭み自体はアップしているし、まあこれでもいいかという気もしてくる。
相変わらずこれはっていう決め手がないのが辛いし、相変わらず、終盤の曲が弱いこと、弱いこと。
#9,#10,#11なんて捨て曲のにおいがぷんぷん。
ポップパンクファンに受けそうな作風だけにセールスは期待できるかもね、なんていういやらしい事も考えてみたりして。 |