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洋楽 US

スクリーモ

アーティスト

Every Time I Die

 

フルレンス

 

  アルバム               個人的満足度                  

 Last Night in Town

 

★★★★★★★★★★

 ニューヨーク州バッファロー出身のカオティックハードコアバンドの1STフルレンス  リリースは2001年 Ferretから

 簡単に言ってしまえばConverge,Dillinger Escape Planのフォロワーで、特にConvergeからの影響を強く感じるのがメロコア寄りのBledとの違いか。

 曲展開はConvergeそのものいってもいいが、たまにDillinger Escape Planのようなエキセントリックなギタメロも飛び出す。

 はっきりいってドラミングをはじめとした演奏テクニックは本家の足元にも及ばないが、それがどうした!

 といわんばかりにガツガツと畳み掛ける、熱気と気合十分のハードコア寄りのガッツぶりは気に入った。

 あとはやや微妙な楽曲のクオリティが底上げされればフォロワーの脱却は近い。

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 Hot Damn!

 ホット・ダム!

 

★★★★★★★★★★

  Ferretより2003年リリースの2NDフルレンス
 演奏力が本家より劣るからだからかなんだか知らないが、このバンドはより混沌と毒を求めるConvergeやDillinger Escape Planよりグルーヴと調和をメインに曲を組み立てていた。

 本作ではさらにロックンロール色が強くなり、ストレートな曲展開が増えたことから混沌そのものは減ったものの、縦ノリ主体で本家よりわかりやすくはある。

 あとは「フォロワーだなんていわせねーぜ!」っていう強烈な一曲があればもっと最高なんだが。

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 Gutter Phenomenon

 ガター・フェノメノン

 

★★★★★★★★★★

 Ferretより2005年リリースの3RDフルレンス

 前作ではフォロワーからの脱却を目指し、ロックンロールとしてのノリやグルーヴを前面に押し出し、混沌を抑えた作風で勝負してきた彼ら。

 本作もその前作の延長線上だ。

 あいかわらず高いテンションで叩きつける激情ボーカルだが、クリーンボーカルによる歌メロがよりフィーチュアされており聴き易さ自体はさらにあがった印象を受ける。

 それとファーストのフォロワー色の後退は褒めてしかるべきだが、なんとも曲の方が少し良くない。

 3枚目ゆえにマンネリもあるだろうが、あーだこーだいわせない強烈なパンチ力を持った曲が不在であるのがえらい残念。

 これならある意味テンションだけで押し切っていたファーストの方がかっこいいんじゃないか?とさえ思えてくる。

 結局、これだと本家以上のインパクトを与えずじまいであるのが惜しい。

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 The Big Dirty

 ザ・ビッグ・ダーティー

 

★★★★★★★★★★
 

2007年リリースの4THフルレンス
  ニューヨークはバッファロー出身のカオティック・ハードコア/ロックンロールバンドの通算4枚目のフルレンス。
 アルバムを重ねるごとにスクリーモ/カオティック・ハードコアから普遍的なロックンロールへと変貌していった彼ら。それで今度は何をやらかしてくれるのかと思ったら、あらら、もっと普通のロックンロールバンドになっちゃった。
 冒頭でも言ったとおり彼らはスクリーモやカオティック・ハードコアというカテゴライズをされることが多い。絶叫するヴォーカルはスクリーモバンドと共鳴するだろうし、起伏に富んだ楽曲はカオティックなのは確かだ。
 しかし、彼らの本質はあくまでもAC/DCMOTORHEADの流れを汲むどうしようもない野暮ったく、ロマン性溢れるロックンロールとしての衝動性であり、本作はそれが見事に開花した、いや、開き直ったといってもいいほどのロック馬鹿っぷりを見せている。
 正直に言ってしまえば、彼らの今までの印象はせいぜいそれなりのスクリーモバンドという印象でしかなかった。中々良いものは持っているけど、それほど突き抜けたものはないな、と。
 しかし、本作での彼らのかっこよさといったらたまらないものがある。怒声を響かせ、時折声を裏返す頭の悪いヴォーカル、イカシタロックンロールフレーズを奏でるギター、けたたましい野蛮なドラミング、どれをとっても最高にロックンロールじゃないか!?どうしちゃったの。いやはや、ロックとはつくづく開き直りの音楽なんだなと再確認した次第だ。
 さらにはオール2〜3分で颯爽と燃え尽きる曲の短さはどうしたことだ。こんな潔いロックはわたしゃあ好きだね。こんな愛すべきロックを嫌いになるなんてできないわな。ハードコアでロケンローだぜ?これが熱くならないわけが無い。
 まあテンポを落として緩急をつけたりなど一本調子にならないよう工夫しているのはよくわかるが、やっぱり基本的に一本調子だな(笑)。全部同じ曲に聴こえるなんていう門外漢の声も聞こえてきそうだし。そもそもキャッチーなメロディが描けたり、日本人好みの繊細な装飾術に長けているバンドではないのだから、それも仕方ない。
 実際へヴィロテするような強烈なキラー・チューンなんてものは無いし、個々の楽曲だけ取り出して聴いただけでは、なんとも愛想のないアルバムなのかもしれない。
 だが、それが一体どうしたというのだ。あまりに馬鹿、あまりにアホ、あまりにいやらしくて、あまりにくだらない。そして、あまりにも素敵で、あまにもかっこいい。ロックってえのはそういうもんだ。
 漢汁満載のロックを聴いて、グチョグチョのベタベタになりたいどうしようもないロック好きはこれでも食らっときなさい。まさにビッグ・ダーティーな怪作である。

 2007.10.31

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