パンクロックへブン イン ジャパン
 
上記サイト名をクリックするとトップページへ戻れます↑

洋楽 US

スクリーモ メタルコア 

アーティスト

As I Lay Dying

 

フルレンス

 

   アルバム               個人的満足度                

Beneath the Encasing of Ashes

★★★★★★★★★★

 サンディエゴのメタルコアバンドのファーストアルバム。

 現在こちらは廃盤のようで現在ファーストとセカンドをまとめたカップリングアルバムがでてるのでよろしかったらそちらをどうぞ。

 というわけで最近流行のニュースクール、メタルコアを代表する彼らのデビュー作なのだが、コッテコテのニュースクールコア。

 北欧メロデスゆかりの叙情性+エモ+スクリーム+パンクのわかりやすさ。

 まさにおいしいとこどりの現代っ子のなせる業だ。

 初作品の割にはサウンドプロダクションも悪くないし、ボーカル、演奏の方も水準以上。

 なるほど、確かに勢いがある。

 エモいメロディパートを挟んだミドルテンポ中心の楽曲はよく言えばそつなくまとまっているし、悪く言えば個性希薄、地味。

 この手のバンドが氾濫している今、そこから波に飲まれずに抜きんでることができるか楽しみではある。

 2007.9.17

----------------------------------------------------

 フレイル・ワーズ・コラプス

 Frail Words Collapse

 

★★★★★★★★★★

 METAL BLADE に移籍して2004年にリリースされたセカンドアルバム。

 METAL BLADE はやはりこの手のバンドがスキだなあ。

 前作のストレートなニュースクールハードコアの流れは変わっておらず、相変わらずの音楽性。

 それだけ聴いてみるとなんとも面白みのない感じはするが、成長はかなりみてとれる。

 有名レーベルに移籍したことによるサウンドプロダクションの向上はもちろん、ボーカルのスクリームはややマッタリ気味だった前作に比べると恐ろしくハイテンション。

 旨みを増しつつラインがハッキリしたメロディを放つギターワークも評価できる。

 次回作に向かって確実にステップアップしている姿は好印象だ。

 2007.9.17

----------------------------------------------------

 シャドウズ・アー・セキュリティ(DVD付)

 Shadows Are Security

 

★★★★★★★★★★

 2005年にリリースされたConvergeのジェイク・バノンによるアートワークが特徴的なサードアルバム。

 最も成長を遂げた傑作として名高い本作はその評判どおりの出来。

 初期からの叙情的メロディの臭み、煮え立つようなアグレッションはやや減退し、クリーンな音像になったことでより正統的なメタルに近づいているのが印象的。

 彼らの作品の中で聴きやすさは抜群で多方面で高評価を得ているのが頷ける。

 ただ、スマートなサウンドにまとまってしまった優等生的な立ち位置、圧倒的なキラーチューンが少ないなどの問題が残り、物足りなさを個人的には感じた。

 いかにB級から脱却するかがこれからの勝負だ。

 2007.9.17

----------------------------------------------------

 ア・ロング・マーチ:ザ・ファースト・レコーディングス

 A Long March: The First Recordings

 

★★★★★★★★★★

  ファーストとセカンドカップリングした編集盤。レビューはそれぞれの作品で紹介しています。

 2007.9.17

----------------------------------------------------

 An Ocean Between Us

 

★★★★★★★★★

 「今、最も売れているメタルコアバンド」の最新作。そんな嫌なキャッチフレーズが付いて回る彼らの通算4作目のフルレンスが本作。
 プロデューサーにKillswitch Engageの鬼才アダム・デュトキエビッチ、ミックスにはSlipknotMachine Headを手掛けたコリン・リチャードソンを起用。なんとも豪華な起用っぷりである。
 なるほど、このクリーンで立体的な音作り。さらにはエクストリームになりすぎないポップなまでのメジャー感は彼らの仕業なのね。正直、ラジオヒット向けを狙っているようにしか見えないが、さすがはプロフェッショナルの仕事だ。
 さてさて、本作の内容だがまんま前作の延長線上。まるでペナントレース後半の消化試合のような産業型、もしくは量産型のメタルコアってやつ。何か違うかと聴かれたら、音作りに加えて濃くなったポップさやメジャー感が上がったとでも言うべきか。
 相変わらず北欧メロデスよろしく粒々としたメロディックなギターリフを刻みつつ、時にはクリーン・ヴォーカルを大胆にフィーチュアしたメロディック・パートを搭載するという流行メタルコアバンドの花形といえるサウンドを展開。
 初期に比べると随分大人しくなった重低音デスボイスと可も無く、不可もなくなクリーン・ヴォーカルについては特に語ることはないか。あえて語るならクリーン・ヴォーカルの方はだいぶ上手くなったんじゃない?

 肝心の楽曲の方だが、最近の彼らが得意としている歌ものタイプでタイトル・チューン#3An Ocean Between Us」はクリーン・ヴォーカルが頑張っている、キャッチーな優良曲だ。猪突猛進に畳み掛ける#6Comfort Betrays 」も微かに残るハードコア性を感じてやまないし、#7I Never Wanted 」 もクライマックスの終焉に向けてのコーラスがドラマティックで中々グッド。
 個人的には#3An Ocean Between Us」より#6Comfort Betrays 」の方がHEAVY METAL然としていて、というかロックとして断然格好いいと思う。ぶっちゃけて言ってしまえばそれほどメロディ・センスに優れているバンドという訳ではないし。
 トータルで見ても捨て曲らしきものもないし、アルバム後半に北欧的な透明感を湛えた良インスト#10Departed 」から雪崩れ込むアグレッシヴな#11Wrath Upon Ourselves 」なんてかなりクールだ。
 それでもなー、なんていうか所詮は世間の言う「メタルコア」に過ぎないっていうのがこのバンドの難点なんだよ。正直に言えば新鮮味や面白みを全く感じない。そういう現代に生きる「ロック」としての魅力の少なさは個人的には残念ではある。

 それでも、確かな品質と抜群の安定感で安心して手を出せる作品なのは間違いないし、彼らのファン、もしくはこれから「メタルコア」なるものを聴いてみたい方々にお薦めするアイテムに値するクオリティは保っている。
 

・You Tube

#3「An Ocean Between Us」

#6「Comfort Betrays 」

 2007.10.5

----------------------------------------------------