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パンクとは?

 

 歴史、時代的背景などを簡単にまとめてみました。

 しかし、パンクというものは個人的に言わせてもらえば、歴史やファッションなんてどうでもよいのです。

 そればかりに着目せず、奥底に燃えるパンクスピリッツに共鳴しましょう。

 

パンクって音楽的には?


 基本的には反社会的歌詞の反テクニック(シンプルなビート、リズム、メロディ)な音楽です。もちろん、演奏が上手なアーティストもいますし、恋愛など身の回りのことを歌うアーティストもいます。

 良くも悪くも形にとらわれないのがパンクロックです。ただ、私は恋愛ばかり歌うバンドをパンクとは認めませんが。そのあたりは個人の考え方ですね。

  


歴史

パンクのはじまり


 あまりにパンクを知らない人に聞いてみると、パンクといえば英国のSex Pistolsが有名であり、この人たちが元祖であると思っている方は多いのではないでしょうか?しかし、実はそうではなく始まりはニューヨークなのです。1960年代中期〜後半にかけてアンダーグラウンドで活躍したガレージロック(お金がなく、ガレージで練習したかららしいです)と呼ばれるMC5、Velvet Underground、Iggy Pop&The Stoogesなどです。そして、最初のパンクバンドと呼ばれるRamones があります。Dictatorsのユーモアを受け継ぎつつ、スリーコードのシンプルなメロディをかき鳴らすこのバンドが後に与えた影響は絶大です。一説にはMC5が最初のパンクバンドとも言われていますが、パンクという定義を考えてここではあえてRamonesとしました。しかし、商業的成功をおさめたのはデボラ・ハリー擁するBlondieくらいのものでした。(後期の音楽性はほとんどポップスですが)

  


ロンドンに飛び火


  こうしたニューヨークパンクは英国で受け入れられ、数々のバンドが生まれました。特に代表的なのが、

The Clash

 永遠のパンクロッカー、ジョー・ストラマーが在籍したバンドで私の永遠の憧れであるバンドです。彼らはレゲエ、タブ、ヒップホップと多様な音楽性を売り物にし、ミクスチュアの元祖とも呼ぶべき全パンクバンドの越えられない壁であります。

The Stranglers

 キーボードがいたため、パンクなドアーズとも評されたバンドです。当時としては珍しい大学卒のメンバーがいたことでインテリなイメージがつきまといます。後にパンクから脱却し、日本でもCMソングに使われたりしました。


Sex Pistols


  New York Dollsに関わったマルコム・マクラレンが、マネージャーとなり結成されたまさにパンクなバンドです。よほどのことが無い限り始めて聞くパンクロックは彼らではないでしょうか?まともに楽器が演奏できないメンバーが、社会に対しての怒り、不満を爆発させるサウンドは大きな社会現象になります。音楽性は非常にポップなロックンロールであることからこれからパンクロックを聞き始めるにはうってつけのバンドです。


ハードコアパンク


 パンクシーンもSex Pistolsの解散により衰退していきましたが、イギリスにおいて1980年代から、よりハードでスピーディなパンクロックを演奏するバンドが現れました。1981〜82年にかけて「ハードコア・ムーブメント」がおこり、Discharge、GBH、The Exploitedなどのバンドがシーンを盛り上げました。しかし、Dischargeの音楽性の転換などにより1984〜85年頃にはムーブメントは衰退していきます。

 アメリカでは、1970年代後半にBlack FlagやBad Brainsなどがシーンを形成し、1980年代前半にUSハードコア・シーンは盛り上がりを見せる。しかし、1986年のBlack Flagの解散を機に、ハードコア離れがおき、シーンは衰退していきます。

ハードコアの多種配合

 その後、ハードコアパンクは様々な進化を見せ、クロスオーヴァー、グラインドコア、スラッジコア、ニュースクール、カオティックハードコアなど多様なジャンル、呼び名を生み出していきます。クロスオーヴァーはスラッシュメタルとハードコアの配合(代表格:SOD)、グラインドコアはハードコアの速さを徹底的に突き詰めたもの、スラッジコアは失速に失速に重ねた病的なまでに重さを求めたもの、ニュースクール(例:Killswitch Engage)はハードコアの重さを取り入れたメタル、カオティックハードコアは厳密にいえばこういうジャンルはないのですが、一般に言えばジャズからの変則拍子を取りいれた予測不可能な展開をみせるクレイジーなロック、とものすごく簡単にいえばこうなりますが、あくまでもイメージとしてお願いします。


悲劇の結末 グランジ


  グランジといえばなんといっても、カート・コバーン擁するNirvanaでしょう。非常に暗く、どこかしら狂気をはらんだ音楽性で、水中の赤ん坊のジャケットで有名な彼らの代表作「Never Mind」は記録的な大ヒットとなりました。グランジは英国のパンクムーブメントの社会情勢に似ており、「90年代のパンク革命」と呼ばれます。個人的にはグランジはパンクというよりは"パンクに似た音楽"ととらえるべきだと思います。グランジブームの終焉はカート・コバーンの自殺により訪れます。

  
ポップなパンク の台頭


 1980年代後半にBad Religion、NOFXなどが確立したポップでメロディアスなパンクロック、それがメロディックハードコア(メロコア)です。ポップパンクとも呼ばれ適度な疾走感があることから、スケーターやスノーボーダーに愛されシーンが形成されます。最近はRancid,Green Day, Offspringなどの大ヒットが記憶に新しいでしょう。

  

じゃあ、最初はなにから聞くべきか?

 色々なパンクロックの簡単な成り立ちを紹介しましたが、それなら最初になにを聞くべきか?ずばり、Sex Pistolsです。できれば、なんらかのDVDなどで映像で彼らを見るといいでしょう。最近はツタヤでよくパンクのDVDをみかけます。まず、パンクの素質があれば心に響くはずです。そして、The Clashと攻めましょう。ジョー・ストラマーに心酔しましょう。それから、もっと初期パンクを掘り下げてもいいのですが、最初は聞きやすいメロコアでもいいと思います。ただ、そればかり聞いているとエセパンクスになってしまうので気をつけてください。私も目下発掘中なので日々精進したいと思います。

 

 

 

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