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パワーポップ

 

Busy Signals

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The Busy Signals(2007)

 ザ・ビジー・シグナルス

 

[トラックリスト]
1. Plastic Girl
2. Look the Other Way
3. So Pointless
4. Tell Me
5. Stereo
6. Got It All Wrong
7. Matter of Time
8. Just 4 Show
9. Kiss and Tell
10. Patterns
11. Uh-Oh
12. Ring Ring Ring



[個人的満足度]
  ★★★★★★★★★★


 これまでに2枚のシングルをリリースし、2008年の3月に日本ツアーを行うことが決まっているシカゴのパワーポップ/パンクロックバンド、BUSY SIGNALSの2007年リリース、1STフルレンスが本作です。今回の来日公演には私も参戦するつもりなので、自分の予習を兼ねてうちでも取り上げておきたいと思います。
 さて、このバンドの音楽性は一言で言ってしまうと「パワーポップ」というスタイル。バンドの紅一点でモデル級の長身と麗しきルックスを持つと誉れ高いANA嬢のちょっぴりおセンチで甘酸っぱく、セクシーな大人っぽさと少女のような可愛らしさを持った歌唱、性急感溢れるとしかいいようのないスピーディかつソリッドにリフを刻むツイン・ギターがバンドの二枚看板と言っていいでしょう。
 特に女性ボーカル、ポップ&キャッチー、ファスト&メロディック、ツイン・ギターといった単語にピクピクと反応してしまうパワーポッパー、メロディック・パンク・ファンなら一発で気に入って頂けると思いますね。
 しかし、このバンドの最大の特徴は「反骨精神」なのかもしれません。「パワーポップは好きだけど、ふぬけすぎたらダメね」とANA嬢が語る通り、自分達はあくまでもパンク・バンドであるという立ち位置がぶれていないのが魅力的で、それは曲の尺は大体2分いくかいかないかという徹底した無駄の削減とひたすらアップ・テンポに駆け抜ける脚力の強さに窺えます。
 例えるならBAD RELIGIONの物悲しいメロディの疾走力にThe Rezillosの胸キュンなポップセンスを絶妙なバランスでブレンドしたかのようなサウンド。決して男らしくないが、女らしさに頼ろうとしないスタンスに惚れました。
 ただ、あえて本作の難点を言うのであれば強烈なキラー・チューンが無い事。どの曲も総じて粒が揃っていますし、捨て曲はありません。しかも、あっというまにアルバム一枚終わる潔さに感服してやまないのですが、一聴してガツンとくるほどの濃厚な楽曲がない為、下手すればあっさりし過ぎてまとまりがよすぎるきらいも感じられます。
 まあそれ以外に特に穴は見つからないですし、この突風のような勢いの前にはそれも些細なこと。女の腐ったような男よりも芯のしっかりした女の方が比較にならんほどかっこいいのです。そのような女性がボーカルをとるバンドがかっこよくないわけがないですよね。
 さあ後はライヴが一流なら文句なし!!日本ツアーのポスターに踊る秒殺!速効!剃刀!といったキャッチフレーズが嘘じゃないことを証明してくれ!!とか言いつつ筆者はライヴに参戦できず...。

 2008.3.12

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