 |
洋楽 スウェーデン
メロディアスハードロック
アーティスト
House Of Shakira
MYSPACE
フルレンス
アルバム 個人的満足度
レトックスド+ライヴ・アット・ファイアーフェスト2005

[収録曲]
1. Retox
2. Small Town
3. No Faith
4. Crazy But No Fool
5. Life And Death
6. Gabon Viper
7. High Above
8. Red Alert
9. Bloodline
10. Angel Dancer
11. Turkish Nights
|
個人的満足度
★★★★★★★★★★
|
|
2007年リリースの5THフルレンス。国内盤にはヨーロッパのみで発売されたライヴDVD『Live
At FireFest 2005』の音源をライヴCD(世界初CD化)としてフル収録したボーナス・ディスクもセット。さらにボーナス・トラックも2曲収録しているようだ。
北欧メロディアス・ハードの良心という煽り文句とセンス豊か過ぎるジャケ・アートについ手が伸びてしまったが、いやー、なんというか。ここまで普通のメロディアス・ハード・ロックは久しぶりに聴いたわ。良心以外のなにものでも無いね。
過去の作品は未聴なので申し訳ないが、その音楽性はやたらアメリカナイズされた産業メロハー。北欧らしいダイアモンド・ダスト巻き起こすようなキラキラした叙情性はあまり見られず、やはりアメリカ寄り。
それを彩るのはそつなく普通に上手い正統派ハイ・トーン・ヴォーカル、元気で勢いのよいコーラスワーク、シンプルなギターリフ、ポップでライトなメロ使い。さすがフルレンス5枚出していることもあって演奏力も安定している。
曲によってはロックンロールっぽかったり、パワーポップっぽいところもあるが、基本的に本当にフツウーのハード・ロック。いや、角が無さ過ぎて全体的に丸いからハード・ポップと言った方が正しいか。あまりにフツウ過ぎて、このバンドならではの持ち味っていうか、武器っていうのがアルバムを最後まで聴いても感じられなかった。
何だか知り合いのバンドの音源を聴いているような安っぽいサウンド・プロダクションから伝わってくるフレンドリーな人懐っこさと馴れ合いムード。これが私には非常に居心地の悪くなる要素。まあ確かに人の良さとそつの無さは伝わって来るんだよ。来るんだけどガツンとくるもの、もう一ノビ欲しいわけだ。手元、耳元でのびるような。
ここまでは私の趣味の問題なのでこういう音楽性が好きな人もいるんだろう。だが、最大の問題はここから。楽曲がどう考えても弱すぎるということ。それなりに聴き込んでみたがせいぜい良い曲と思えるのがピアノを駆使したオープニングのショート・バラード「Retox」、アルバムで一番名曲といえる「Crazy
But No Fool 」(これもキラーチューンとするには弱い)、BON
JOVIっぽい「Red Alert」くらいか。ていうか他の曲よりも一分ちょいのバラードの方が聴き応えがあるっていうのはロック・バンドの作品としてはやばいでしょう。他の楽曲は悪くはないものの、フックが弱すぎて耳を通り抜けていってしまう。曲質自体はこの前、新作を出した同郷のDOGPOUNDの方が断然上だからなあ。
ジャケ・アート並に美しいメロディをこさえるという器用なバンドではないし、あくまでも素朴さが売りっぽい。極上の泣きメロなんて期待した日には肩透かし食らってしまうことウケアイだ。
この手の愛好家の人には申し訳ないが、あまりにもロックとしてのアクやクセ、毒素が無いもんだから穢れた心を持つ私の胸には響かない。もちろん、駄盤とまでは言わないが、正直このくらいのレベルのバンドの代わりなんていくらでもい...。いや、写真を見た限りメンバーの性格は良さそうだし、彼等に恨みがあるわけじゃないからこれくらいでやめておこう。作品としてのクオリティは水準ぴったしある訳だし。ああ、今聴きながら思ったけど、ラスト周辺の楽曲はまあまあ良いね。
2007.12.24 |
----------------------------------------------------
|
US
UK
日本
その他の地域
ジャンル別
その他のコンテンツ
|