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洋楽 US アーティスト
ニュースクール
SWORN ENEMY
myspace
SWORN ENEMYは、97年にNYはクイーンズにて結成される。まもなくHATEBREEDのフロント・マン、Jamey
Jastaの目に留まり、STILLBORN RECORDSよりデビューEP「NEGATIVE
OUTLOOK」をリリース。
その後、積極的にツアーを重ねた結果、NO NAMEとELEKTRAによるワールドワイドな契約が果たされる。やがて完成した1stアルバム「AS
REAL AS IT GETS」を引っさげ、03年のOZZFESTに参加し、その知名度を高めていく。
アルバム 個人的満足度
AS REAL AS IT GETS(2003)
アズ・リアル・アズ・イット・ゲッツ

[収録曲]
01. SWORN ENEMY
02. ONE WAY TRIP
03. AS REAL AS IT GETS
04. MY MISERY
05. LABELED
06. FALLEN GRACE
07. TIME HEALS NO WOUNDS
08. DAYS PAST
09. INNOCENCE LOST
10. THESE TEARS
11. NEW BREED
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
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| HATEBREED
の弟分として精力的にツアーを重ね、HATEBREED のヴォーカルであるジェイミー・ジェスタ先輩がプロデュースしたこの1STが恐ろしいかっこよさなもんだから痺れたわ。
そもそも「不倶戴天の敵」を名乗るバンド名からしてもうパンク・スピリッツ溢れまくりなファッキン・ファンタスティックぶりだ。「あんたの敵になってやるよ」の精神と攻撃性は日本のアナーキーじゃないが、「体制の敵」たるパンクそのものではないか。いや、むしろそれはロック本来の姿ではないだろうか。
それと勘違いしている連中に言っておくが、HATEBREEDを含め、こいつらは「メタルコア」なんかじゃねえ。これはマジもんのハードコアで、とことんへヴィなロック。つまり、激しくて重いロックの正しい姿を体現しているわけだ。それをただ、メタリックなだけでそこらへんのメタルコア・バンドと一緒括りにしてもらったら困るぜ、ほんとに。
音楽性自体はは兄貴分であるHATEBREED直系のメタリックでストロングぶり発揮するハードコア。いわゆるヘイトコアとか呼ばれているもにに分類されるだろう。ここには北欧メロデス崩れみたいな半端なメロメロしさやクリーンに歌メロをなぞるなんていう興ざめな小細工は一切ナッシング。それはさながらひたすら拳振り回す無呼吸連打。
基本はミドル〜アップテンポにガツガツと攻め立て、強烈に落とし込むドグサレ・モッシィな楽曲はライヴ欲誘いまくりだし、そこらへんのなんとなくやってます的な甘ちゃんメタルコアバンドの優等生面を粉砕するリアリズムにはやられた。これぞニューヨーク地下世界で育まれた攻撃性なり。
確かに楽曲はSLAYER風味が見えるものの、基本的には色気も飾りッ気もないNYハードコアで優等生メタル・サイドには何の面白みもないのかもしれない。だが、ジャケ・アートが示す通りの剛拳一直線の漢の美学とロマンに何も感じないのであれば、パンク、ハードコア、メタル云々よりロック好きとしてやばいだろう。
北欧メロデスのフレーズがたまらないメタルコアがダーイ好きな諸兄にはまったくもってお薦めできないが、ピュアなハードコア/へヴィ・ロックが好きな漢なら是非ともこの轟音シャワーを浴びときなさい。
2008.1.1
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THE BEGINNING OF THE END (2006)
ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド

[収録曲]
1.Forgotten
2.Scared Of The UYnknown
3.Beginning Of The End, The
4.Save Your Breath
5.Absorb The ies
6.All I Hae
7.We Hate
8.No Second Chances
9.After The Fall
10.Here Today
11.Weight Of The World
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
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| 20006年に彼らはABACUS RECORDINGSへと移籍。そして、2ndアルバムとなる本作「THE
BEGINNING OF THE END」を発表する。プロデューサーにAS
I LAY DYINGのヴォーカリストであるTim Lambesisを起用し、ミックスはZEUSS
(HATEBREED、SHADOWS
FALL、MADBALL) が担当した。
我らが新世代ハードコアの星、HATEBREEDの弟分としてデビューし、前作でそのハードコア馬鹿ぶりで我々を狂乱の渦に巻き込んだSWORN
ENEMY。ここにきて「単なるハードコア」に終わらないメタリックな感性をフィーチュアしてきているのが前作との違いだろうか。
基本的な音楽性自体は前作と何ら変わっちゃいないHATEBREED直系のストロング・ハードコア。だが、前作以上にメタリックになったというか、特にかなりリフがスラッシーになっている。
イーヴルに歪むメロはかなりSLAYER、剃刀並に切れて、走るリフはTESTAMENTやEXODUSを彷彿させる。強烈に落とし込んだブレイクダウンもなりを潜め、それはやはりスラッシュ・メタルゆえにテンポが落ちるという印象を受ける。この激烈たるへヴィネスの減退は個人的には残念だが、まあ逆に言えばメタル耳には美味しいサウンドにはなったということになる。
楽曲のキャッチーさもかなりパワーアップしており、これは半端なリバイバル・スラッシャー以上によく出来た高品質なリフとアッパーな躍動感、相変わらずの灼熱のテンションで集中力を切らさずに駆け抜けてくれる。
ただ、少し気になったのが音質というかサウンド・プロダクション。前作と比べるとかなり全体的に角がとれて、丸いというかまろやかというか。暴力性を前面に押し出した前作と比べるとソフトで圧力に欠けるという気がしてならない。もしかして、これはAS
I LAY DYINGのTim、もしくはZEUSSによる功罪なのだろうか。何かB級スラッシュみたいなんだが...。
メロディや曲展開、リフ質から考えると前作より曲質という面に置いては上だと思うのだが、微妙に暴力性に欠ける音作りとヴォーカルの若干のテンション・ダウンによって何よりも熱度を重んじる彼らの魅力がスポイルされているような気がする。
確かに前述したように前作よりこちらの方がメタル・サイドの人間には受け入れやすいのは間違いないだろうし、へヴィなロックとしてのクールさは劣るとも勝らないとは思うのだが、うーん、やはり、前作のあの清々しく、潔いマグマの如きアグレッションを思うと...。やっぱり、ねえ。
まあそこらへんのメタルコアバンドよりよっぽど高い美意識によって彩られた楽曲は説得力十分だし、高品質であることには違いあるまい。やはり、「不倶戴天の敵」は並のバンドじゃないってことだ。
2008.1.1 |
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MANIACAL (2007)
マニエイカル

[収録曲]
01 Ignorance
02 Time To Rage
03 A Place of Solace
04 Weather The Storm
05 Destroyer
06 The American Way
07 Fear For Failure
08 No End To This Nightmare
09 Talk Is Cheap
10 Said And Done
11 【日本盤ボーナス映像】
"All I Have" PV
12 "Scared Of The Unknown" PV
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
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| 前作同様、AS I
LAY DYINGのフロントマンであるTim Lambesis、そして今回はLIFE
OF AGONYのギタリスト、Joey Zがプロデュース・チームに加わる。さらにドラムのレコーディングにはAS
I LAY DYINGのJordan Mancino、ミックスにはDESTROY
THE RUNNER、WINDS OF PLAGUEの作品を手がけたDaniel
Castleman、そしてアートワークにはKILLSWITCH ENGAGE、CHIMAIRA、そしてLED
ZEPPELINのジャケットを手がけたMonument Studiosが担当している。
上記の通りえらい豪華な陣営で製作された2007年リリースの3RDフルレンスが本作だが、その音楽性は基本的にはやはり前作の延長線上。しかし、喉を火炎の激情で焦がすヴォーカルを筆頭に1STのころの高熱に煮えくり返るテンションが少し戻ってきており、音作りも含めて物足りなさを感じた前作とはそのインパクトとパンチ力が違う。
ギタリストのLorenzo Antonucciは本作について「俺たちの新しいアルバムは、自分達が今まで作った中で最高、かつ最もスラッシーな作品なんだ。収録曲はライヴで演奏することを念頭に作られた。」と語っているが、なるほど、良くも悪くも「スタジオで丁寧に練り込みました」感の強かった前作と比べると、かなりライヴ感に溢れているというか、アッパーな高揚感、立体的な空間から伝わる臨場感は桁違い。すなわち、スタジオでの頭でっかちなデスク・ワークだけに終わらない、真に正しいロック・アルバムだ。
また、音圧と暴力性に欠ける前作と比べると本作でのミックスの方が断然良い。剛力一直線の荒々しいラフネスと血が沸騰するホットなパッション、ドグサレ・へヴィネスと嫌味にならない程度のモダンさを強調したこれなら文句なしだ。何よりもこいつらの魅力ってのは「激しくて重いロック」だっていうことがわかってるね。
さらにはそのメロディとアグレッションの高次元なバランス調整、リフ質の高さから考えると楽曲の品質レベルだけとってみれば間違いなく最高傑作。これは前作以上にメタル・サイドには美味しく感じる楽曲が並んでいると感じた次第だ。しかも、楽曲はアップ・テンポの楽曲が増え、足早に駆け抜ける脚力が増幅しているため、スピード狂の琴線にも触れること間違いなしで、ウダウダ言っている内にアルバム一枚終わっちまう尺の短さも相変わらず素敵だ。
どこかの雑誌で78点なんていう微妙な評価を下していたが、連中には「ハードコアには高得点はあげられない、80点いくかいかないかくらいが丁度良い」なんていう馬鹿馬鹿しく、底の浅い考え方があるんだろうな。何年、ロック聴いてるんだよ、まったく。それともハード(じゃない)ロック、へヴィ(じゃない)ロックばかり聴いてきたのかな?
だって、これ、最近少し流行のリバイバル・スラッシャーよりよっぽどリフが良く、テンションが高く、何よりお勉強に終わらないロックとしてのかっこよさは何倍も上じゃねえか。シンジラレナーイ、ファッキンぶりだね。
まあ評論家の自己満足でしかないあのレビュー以外は好きな雑誌だから、駄目だしはこれ位にして、スラッシュ・メタリックで激へヴィなハードコアがお好きな貴方!!これを聴かなきゃ損ですよ。
そして、ライヴ欲誘う才気に張った力作なので、できれば本作を引っさげ兄貴分と共に来日してもらいたいところだ。ゴタクはいいからぶん殴れ!!
あとはAS I LAY DYINGのJordan Mancinoのドラミングにいつまでも頼るのはまずいと思うので、出来ればビート力向上の為にも優れたドラマーを加入させて頂きたい。いや、Jordanのドラミングが悪いという訳ではないんだが。
2008.1.1 |
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