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Killswitch EngageのギタリストであるAdam
Dutkiewiczがプロデュースを手がけたオーストラリア出身のメタル・コア・バンドのデビュー作。なんでも本国オーストラリアのインディ・チャートで2位を獲得したヒット作なんだそうだ。
北欧メロディック・デス・メタル譲りの叙情性と、ハードコア譲りのストレートなアグレッションが一体となったエキサイティングなサウンドを聴かせる...といったありきたりなキャッチフレーズがピタリとはまる、世間曰くメタルコアバンド5人組のデビュー作が、アメリカではかのエピタフから2006年にリリースされた。
さて、音楽性の方は冒頭にあるとおり、世間一般で言う「メタルコア」そのもの。At
The Gates,In Flames縁の北欧メロデスのメロンコリックでいて、アグレッシヴ。暴虐性を湛えたメロディアスなリフはブラックメタル風ですらある。
まあ一言で言ってしまえばKillswitch Engageのフォロワーなのだが、面白いというか、生意気というか、したたかというかこのバンド、北欧メロデスどころかKillswitch
Engageからの影響も否定する姿勢を見せている。
メタルコアバンドであるということを素直に認めているのに、だ(笑)。
これだけだとなんとも数の子フォロワーの一バンドとしか見えなさそうだが、確かな実力があるから嫌になっちゃう。
北欧メロデスやブラックメタルからの影響を「偶然だ」と否定する姿勢からもわかるように、先輩メタルコア勢よりもパンクな色合いに仕上がっている。
やけっぱちな疾走感は昔ながらのハードコア縁のものだろうし、ボーカルはConvergeの影響を受けているとしか思えないし、旨みのある叙情リフはBad
Religionからの影響もあるのだろう。
結論としてはBad Religion meets Killswitch
Engage meets Converge。また、ギタメロにエモ臭さも感じるし、北欧メロデス化したDeath
By Stereoともいえるかもしれない。
ギターを筆頭に演奏力はかなり高いし、劇的な展開を盛り込んだ楽曲から実力は十分にあるバンドということはわかる。#10などのギタープレイにはAtreyuなどオレンジカウンティ勢の影も感じさせる確信犯っぷりも披露。
各楽曲にしっかりと聴き所をつくり、丹念に練り上げた作りは好感が持てるのだが、後半に進むほどフックが弱くなるという印象は否めない。
焼き直しメタルコアで世界に挑むならもっと全体的なスケールアップを望みたいところである。まあこれからの成長がかなり楽しみではあるので、もうすぐ発売される2NDフルに期待したい。
2007.9.8
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