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洋楽 US アーティスト
メタルコア
The Agony Scene
myspace
アルバム 個人的満足度
The Agony Scene (2003)
The Agony Scene (Tower.jp)

[収録曲]
1. We Bury Our Dead at Dawn
2. Habeas Corpus
3. Judas
4. Lines of Suicide
5. Eyes Sewn Shut
6. Nausea
7. Shotgun Wedding
8. Vivid
9. Paint It Black
10. Damned
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| アメリカはオクラホマ出身のメタルコアバンドによる2003年リリースの1STフルレンスが本作。いやー、これが典型的な「メタルコア」って奴で新鮮味や面白みは皆無でも何だか逆に微笑ましくもなったりして。
基本的な音楽性は明らかに北欧メロデスの影響下にあるスラッシィなメロディック・リフを刻み、ガツガツと畳み掛ける。さらには前のめりの突進力と不穏に落ち着かせるヘヴィネスといった緩急を生かしていくという、まあ世間一般の言うメタルコアなんだよな。
はっきり言って未熟さや詰めの甘さばかりが目立つのだが、必要以上に歌モノに走らないデスメタルのストイックなブルータリティ、NYハードコアに通ずる汗飛び散る無駄に暑苦しいエナジーと抜群の筋力、時折垣間見えるブラッキーな邪性は個人的には好ましいかなと思った。
一方、ヴォーカルはデス・ボイスと言うよりは張り裂けんばかりにエモーション滾らすスクリームということで、どちらかというとスクリーモにカテゴライズされるのかも。プチ・トーマス・リンドバーグみたいな喚きスタイルを見せていてこれも憎めないが、後の作品で見られるヴォーカルの成長と漢気を増したかっこよさを考えると褒められたものではないか。
この時点では総じて楽曲は弱いし、まだまだそこらへんにいるB級メタルコアバンドというイメージしか沸かないが、「Damned」などに見られる欧州的叙情性が煮詰まってくれば化けるかもしれないという期待は持たせてくれた。
2007.12.30
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The Darkest Red (2005)
The Darkest Red

[収録曲]
1. Prelude
2. Darkest Red
3. Scars Of Your Disease
4. Screams Turn To Silence
5. Sacrifice
6. Prey
7. Procession
8. Suffer
9. My Dark Desire
10. Scapegoat
11. Forever Abandoned
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| 1STアルバム発表後もNORMA
JEANらと全米ツアーを行うなど積極的に活動を続けていたのだが、その途中にギターのジョニーとベースのマシューがバンドを脱退、バンドはすぐさま代わりのメンバーを入れる事をせず、自分達の中にあるサウンドを一緒に作り上げて行けるメンバーを見つけるまで一旦活動を休止する。
それからバンドはスティーヴ・ケイ(Gu)とブライアン・ホッジス(Ba)をメンバーに迎え入れ、ROADRUNNER RECORDSとの契約を獲得する。
2004年末から、バンドはロブ・カジアーノをプロデューサーに迎え、本作を2005年にリリースする。
オクラホマのメタルコア5人衆による2発目なのだが、おいおい、どうしちゃったのよ!!そこらへんに転がっているメタルコアバンドというイメージしかなかった前作からえらい良くなってるじゃないか。
基本的な作風はというか根本的には前作と何も変わっちゃいないとは思うのだが、リフから軟弱で中途半端なメロメロしさが抜けて、硬質化。あと、すごい良いと思ったのが鋭角なビートで畳み掛けるドラム。とにかく殺傷力というか音のノリとキレは前作と全く別物だ。
これは先のメンバー脱退時に焦らず、じっくりとメンバー選出をしたことも大きいのだろう。バンドの一体感から繰り出されるアッパーな高揚感、ライブ欲誘う狂騒感がレベルアップにスケールアップ。おまけにビルドアップされたかのような破天荒な説得力が備わってきてやがるからハードコアフリークにはたまらんね。
また、クリーンヴォーカルの方も良く顔を出してきているのだが、決して安直な歌モノには傾倒せず、薄い味付け程度なのは気に入った。おっと、青臭いスクリーモ臭さが抜けてぶち切れているリード・ヴォーカルの成長も欠かせない要素だわな。
バンドの成長により、楽曲の品質もパワーアップ。泣けるメロがなんだって?と言わんばかりの振り上げる拳、軋む鋼鉄の肉体、飛び散る汗と沸騰する血液。これがハードコアと、いや、ロックと言わずして何だと言うんだ。前作の中途半端な甘ちゃんへヴィネスを遥か後方に置き去りにすることウケアイの剛力ぶりには最初は舐めて掛かっていた私も胸倉掴まれて大きく引き寄せられた。
確かに楽曲自体に新鮮味は皆無なのかもしれない。しかし、近所の河原で素手ゴロで殴りあうような、「考えるな、感じろ」みたいな漢の美学、ストイズム。そういったロックのロマンに惹かれてやまないのだ。
2007.12.30
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GET DAMNED (2007)
ゲット・ダムド

[収録曲]
1. Barnburner
2. Predation
3. Dances with Devils
4. Adversary
5. White Knights
6. Rapture
7. Deliverance
8. Rattle Me Bones
9. Opposition
10. Will to Bleed
11. Old Scratch
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| 前作をリリースした後、ROADRUNNERを離れたバンドは現在のレーベルCENTURY
MEDIAに移る。そして、本作「GET DAMNED」をレコーディング。プロデューサーにはアンドレアス・マグヌセン(THE
BLACK DAHLIA MURDER、TWELVE TRIBES)を起用している。
またドラマーがライアン・フォールデンに交代し、前作までベースを担当していたブライアン・ホッジスがギターに転向。新たなべーシストとしてクリス・レイを迎え入れている。
前作で大きな成長を果たし、自他共に認めるメタルコアの暴れん坊となった彼ら。本作も傑作であった前作に劣るとも勝らない灼熱のテンションで暴れているのだが、嬉しい限りだ。
まず、一聴してわかるのがサウンド・プロダクションの大幅な向上。音圧と臨場感を増し、さらにモダン化。彼らの魅力をわかりやすく伝える要因となるだろう。
音楽性の方はメンバー・チェンジも影響しているのか少し、シフト・チェンジ。NYハードコア由来の暴力性を吐き出していた前作と比べると、えらい真っ当なロックンロール寄りというか、もしくはギタメロにエモがかかってきているのでスクリーモっぽく聴こえなくも無い。ヴォーカルは今まで以上にしっかり歌っており、シャウトとスクリームのコンボはかなりのクールさだ。
というわけで脳裏には今年、新作を出したEVERY TIME I DIEの姿が思い浮かんだが、あれほど古典的なロケンローというよりはやはりロックの本質を突き詰めてこうなったと言ったほうが正しいか。そう、MOTORHEADのような。
また、ブレイクダウンも前作以上に大胆になり、一本背負いで投げて、寝技に引き込むかのようなアッパーな疾走感とダウナーなへヴィネスのコントラストを効かせているので、これまたライヴ欲を誘う曲構成になっているのが特徴的か。
特にリーダー・トラックの「Barnburner」なんてのは最強のライヴ・チューンだろうし、「Deliverance」はエモーショナルな緩急の効いた中々の佳曲だし、アルバム・トータルで見ても楽曲の品質も粒揃いで、高いテンションはラストまで落ちない集中力で保ってくれている。
その反面、バンドの成熟により、前作にあった「とにかくかましたれ!!」みたいな攻撃性ありきの志向と疾走気質がメジャー感と洗練性に呑まれてしまっているのが個人的には残念。それでも北欧メロデス崩れではない、ありきたりな歌モノではないメタルコア、真にストロング&タフなロック。すなわち、ハードコアの美学は十分に伝わってくることには敬意を表したい。
ちなみに、国内盤にはSOCIAL DISTORTION、BAD
RELIGION、DEAD KENNEDYSのオールド・パンクスにはたまらなそうなカヴァーが収録されている。うーむ、国内盤買えばよかったかも...。「Kill
The Poor」のカヴァーなんて超聴いてみたいぞ。
2007.12.30 |
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