| 2006年リリースの4THフルレンス
NeurosisとToolというバンドは恐ろしく人を選ぶバンドだと思う。
多くの信者がいると同時にその魅力を理解できない人も多いらしい。私はNeurosisは大好きだ。
死にたくとも死ねない、本来、人は死ぬために生まれてきて、生きる意味なんてない。
人間なんて所詮はそんなもの。だからこそその業の深い音楽に地獄が垣間見え、そこに確かな生が存在するのだ。
そして、Toolというバンドはそれとも違う人生のアートをロックを媒介にして表現する魂のアーティストである。
精神世界を触手でなぶられるごとき、不快感、嫌悪感、闇、漆黒、絶望。極端なネガティブは恐ろしくポジティブであるということはこの2つのバンドが証明してくれている。
そして、本作は今までと比べると異端かつアーティスティックな感性がやや弱まり、まっとうなロックとしてのヘヴィネスを追求し、くっきりしたメロディラインや優れたポップセンスすら見せている。
もちろん、プログレッシブとしか表現のしようがない変態性は少しも衰えていない。
それでも壮大に広がっていた音像は若干のコンパクト化をみせ、わかりやすく親しみやすくなったというのも事実。
それにしても#3なんてのは死にたくなるし、地獄への水先案内人としての彼らのスタンスは少しもぶれていないようだ。 |