| 2NDフルレンス
精力的な活動により前作はクチコミだけで約30万枚のセールスを記録しているのだから、ぽっと出当たり目のバンドに思われがちだが、実は努力家型の気質ももっているのだということを感じさせる。
初期スクリーモバンドの多くがこのアルバムに影響を受けたという重要作が、一度見たら忘れられないジャケアートな彼らのセカンドアルバムである本作「Around
The Fur」だ。
1STアルバムのレビューの時にも書いたが、その音楽性はまさしくエモい「Korn」といったもの。
しかし、Kornとは差別化するためか知らないが、ヒップホップ色はほとんどないし、ベースをビキビキうねらせない。
ミクスチュアとしてのヘヴィネスではない、ロックとしてのヘヴィネス。
つまりはそういう意味で純粋なモダンヘヴィネスという言葉にあてはまるバンドというのはもしかしたらKornではなく、このDeftonesなのかもしれない。
しかし、DeftonesがKornフォロワーではない、ひとつのへヴィロックバンドとしてのDeftonesスタイルが確立されるのはあくまで次作からであって、本作はなんていうか楽曲が微妙というか渋いというか。
楽曲の質そのもの自体は前作の方が上なような気も個人的には感じる。
うーん、よくよく考えると前作はファーストゆえの初期衝動にあふれ、かなりエモーショナルだった。
どろどろした漆黒ヘヴィネスが強調され、気○がいじみた青臭さが薄れてしまったのがファーストインパクト減の原因だろうか。
それともよりKornに近づいたことで表面だけネガティブを気取っていると感じてしまっているのもそうだろうか。
なにはともあれ次作の成功は本作が無ければありえなかっただろうから、本作は間違いなく彼らのアルバムの中で重要作である。
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