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洋楽 ドイツ アーティスト
メロディック・デス・メタル
Deadlock
myspace
アルバム 個人的満足度
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The Arrival (2002)

[収録曲]
01.Opening The Gates 2:36
02.With A Smile On My Face 6:50
03.Killing The Time With Haemoglobin 11:02
04.Spring Is Awoken 4:08
05.The More Money The Get, The Colder Their Hearts 5:54
06.Menschenhand 5:11
07.The Winter Day´s Magic 5:11
08.Lebe Wohl 5:38
09.Praeludium 2:15
10.Love. I Think I Had Not Felt It Before, So I Cannot Say That
I Have Felt... 4:43
11. ... For The New Prophets 7:59
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| 現在は女性ヴォーカルを加入させ、メロディック・デス・メタル・スタイルに傾倒した新作を去年リリースした彼らだが、この頃はいわゆるニュースクール・ハードコア色が強い音楽性だ。
メロディックでメランコリック、ウェットな味わいも加味したリフやメロディはAT
THE GATESを彷彿させる。ヴォーカルはハードコアよりの激情系でニュースクール・ハードコアに近い第一印象からも一番近いのは初期CALIBANだろうか。ていうかあれよりもメロディックで聴きやすいと思う。終始ミドル・テンポでずっしり進むことから初期KILLSWITCH
ENGAGEにも近いかもしれない。
そして、このバンド、曲名が長いが、全体的に曲の尺もそれに負けない位に長い。欧州のバンドらしいゴシカルなインスト「Opening
The Gates」から雪崩れ込む「With A Smile
On My Face」から6分越えだし、続く「Killing
The Time With Haemoglobin 」に至ってはなんと11分!!初期衝動に呑まれ易い1STにしては恐ろしい大作志向ぶりを発揮している。
構成力の無いバンドには大作志向は諸刃の剣だが、それなりに良く出来ているものだから捨てたものでは無いと思う。例えば「Lebe
Wohl」後半のメロウな展開は中々良い。そういったことを踏まえつつ、最近の彼らには無い性急感と勢いの良さで聴きとおすのもさほど辛くないアルバムではないだろうか。
ただ、前述したように長尺曲の出来は悪くは無いものの、これはっていうキラーチューンが無いのが痛い。新人にありがちなそつのなさが伝わってくるが、それ以上の何かが無い。AT
THE GATES色もアルバムが進むにつれて薄くなり、リフ・メロにゴシックやブラック・メタル風味が強くなるので、この手の音楽性のバンドにしては個性がある方だと思うから惜しい。もう一歩といった感じだ。
しかし、中途半端なグロウルを発している現在と比べるとjohannesのヴォーカルは激情がこびりつきまくっていてえげつない。こちらの喉元に噛み付いてくるような獰猛な暴力性は圧巻だ。ヴォーカル・スタイルに限っていえばこちらの方が好きではある。
ちなみに後に新加入する女性ヴォーカル、sabineがキーボーディストとヴォーカルで参加している。彼女のファンは要チェックだ。いわゆるフィメール・タイプで滅茶苦茶上手い歌唱を見せているとは言い難いが、楽曲に登場したときはかなり絶妙なアクセントとなっている。個人的な趣味も入るが、実はルックスも良い。johannesと絡む「Praeludium」なんて結構切なくてよいが、ほとんどインストみたいなのが惜しい。ラスト・トラックの「...
For The New Prophets」の後半にも彼女が出てくるが、荘厳で神聖なピアノをバックに歌い上げる様には惚れた(笑)。
何はともあれKILLSWITCH ENGAGEが失った邪気振りまくアグレッションを継承しているので、ジャーマン・メタルコアファンや丸くないメロデスが好きな方は聴いてみる価値はあるかも。まあ入門用としては去年出た新作の方をどうぞって感じだが。
2008.2.4
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| Earth Revolt (2005)
Earth.Revolt

[収録曲]
1. Demonic (Tonus Diabolus)
2. 10,000 Generations in Blood
3. Year of the Crow
4. Everlasting Pain
5. Earth.Revolt
6. More Tragedies to Come
7. Awakened by Sirens
8. Kingdom of the Dead
9. May Angels Come
10. Harmonic
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| ギタリストの片割れがthomas gschwendnerからgert
rymenにチェンジして製作された2005年リリースの2NDフルレンス。前作に続いて、sabineがキーボーディストとヴォーカルで参加している。
ジャーマン・ミリタントなのかメロデスなのかカテゴライズに迷う音楽性で華々しくデビューした彼ら。本作は前作から3年振りのフルレンスということで気合の入ってそうな感じだ。
音楽的には前作の延長線上といって差し支えは無いだろうが、段々と傑作である次作「WOLVES」の音楽性に近づいているのがよくわかる。要するに初期のニュースクール・ハードコア色が減退しつつ、よりメロディの旨みを磨き上げ、メジャーでキャッチーな音作りを含めた曲構成、つまりは普遍的なメロディック・デス・メタルに近づいているということである。イメージ的にはDARK
TRANQUILLITY化した印象。
相変わらず曲の尺は長めで大作志向は健在だし、ARCH ENEMY的なものを期待されては困るが、より大胆にフィーチュアされた泣きのギターソロは聴き応えはある。
この産業性の強まりは初期の禍々しき暴虐性がわりかし気に入っていた身としては少し寂しくもあるが、楽曲の質でいえばやはり前作以上。メジャーなメロデス・ファンにもそれなりに薦められるクオリティになっているとは思う。
さらにはギターが変わったせいもあるのか(新加入のgertは作曲には関わっていないが)リフからブラック・メタル由来の邪気が消えて、ゴシカルな正統派メロデス(イエテボリ・スタイルからすると異端だろうが)に傾倒しているといった次作に通ずる部分が見え隠れしているのがポイントだろうか。ヴォーカルも次作ほどでは無いが、ニュースクール・ハードコア系の激情系絶叫からメロデス・タイプのわりかしスタンダードなグロウルへとシフトしつつある。これが個人的にちょっと残念だ。
普通のメロデス好きには「ただ、暴れているだけ」なんて言われかねない初期の彼ら(本当はそんなことは無いのだが)ではあったが、メロデス然とした魅力の高まりとグンと高まった楽曲の質の高さは、国内盤の出ているメジャーなメロデス・バンド同様に認められて然るべきだろう。あとはバンドの最大の武器になりうる濃くなったゴシック風味をどれ位アピール出来るかにかかってくるな。と思っていたら次作で化けてくれたわけだが(笑)。まあ相変わらずこれといったキラーチューンが無いのは難点ではあるが、それなりに良く出来たアルバムだと思う。
あと、個人的にはファンであるsabineのヴォーカルがちょっと上手くなっております(笑)。
2008.2.5 |
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| WOLVES(2007)
ウルヴス

[収録曲]
1. World Domination
2. We Shall All Bleed
3. Code of Honor
4. Losers' Ballet
5. Dark Cell
6. Crown of Creation
7. End Begins
8. As Words to Bullets
9. Praeludium II
10. Bloodpact
11. To Where the Skies Are Blue
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| 今までゲスト参加という位置づけだったsabine wenigerが正式にバンドに加入して製作された2007年リリースの3RDフルレンスが本作なのだが、いやー、これが化けのアルバムという奴で初期の垢抜けなさからすると相当な進化っぷりを見せているもんだから驚いた。
音楽性は前作に見られた普遍的なメロデス・サウンドをより煮詰めて、キャッチーにしたもの。NIGHTWISH
meets DARK TRANQUILLITYみたいになったせいか歌メロがかなりキャッチー。産業性と品質性を徹底的に高めた作風に仕上げている。
さらには曲が長いと売れないと気づいたのか(笑)、大作志向はやめ、楽曲の尺はかなりコンパクトになって聴きやすくなっている。DEADLOCKは長尺曲に限るというファン以外ならこれは好ましい変化だと思う。
そして、アレンジ面ではかなりインダストリアル風味が強まり、多少オーバー・プロデュース気味な楽曲も見られるが、単調にならないアレンジの上手さは上々だ。それでもやはり「End
Begins」の後半で見せるディスコ・アレンジはやり過ぎかと。
さて、ある意味一番変化したのはjohannesのヴォーカル・スタイルかもしれない。1STからいきなり本作に入った人は驚くこと間違いなし。前作以上に普通のグロウルになってしまっている。ソフトでマイルドな当たりの良さは聴きやすさを助長しているとは思うのだが、これで1STのヴォーカル・スタイルだったらかなりかっこよかったと思うので、個人的にはそれが残念。
一方、sabineのヴォーカルは普通のフィメール系でこれといった個性や面白みは希薄ながらも、楽曲にもたらすアクセントはやはり絶妙。ちょいロリで甘みがかかったコケティッシュな声質は個人的には好きだ(笑)。あと、注目すべきはこの手のバンドにしては(ARCH
ENEMYのアンジェラは例外だろうが、キンバリー・ゴス姉御とか...ねえ)ルックスがかなり麗しく可憐。あまり外国人女性にグッとこないタイプの身としてはかなりツボを突いた顔立ちだったので積極的に応援したい限りである。
と、かなり話が逸れてしまったが、本作の魅力はsabineのキュートさだけではなく、純粋に楽曲が良くなったということが素晴らしい。ダレはしないが、後半に行けば行くほど耳から耳へと抜けていく楽曲が多かった彼らからするとここが一番の成長だろう。これはsabineが作曲にも関わっていることも大きいと思うが、キラーチューンの不在という一番の弱点を払拭しつつ、軒並み高い楽曲のクオリティは圧巻だ。
シングル・カットにも向きそうな「We Shall All Bleed」、歌モノゴシック・チューン「Code
of Honor」、邦題は「アダムス・ファミリーがやってくる」(笑)な「Losers'
Ballet」といったように序盤の流れは秀逸。全体的に見ても楽曲は粒揃いだ。
何だかジャーマン・メタルコア勢やその他大勢の北欧メロデスバンドの影に隠れてしまっている印象のある彼らだが、傑作である本作を聴けばそれらのバンドに少しも遅れをとっていないことがわかるだろう。ぶっちゃけ曲の良さだけで言ったらかのDARK
TRANQUILLITYの新作よりずっと良かったくらいだ。
まあギター・ソロがちょっと長めで冗長な部分があったり、中盤でちょっとテンション・ダウンしたり(特に「Dark
Cell」は捨て曲臭い)、sabineの出番をもっと増やしてもいいんじゃない?とかせっかく彼女をフィーチュアしたバラード「To
Where the Skies Are Blue」が前作の「Harmonic」よりつまらなかったり(改めて聴くと駄作ではないんだけど)など色々と細かい不満はあるが、それらの些事を跳ね除けるsabineの可愛さ(しつこい)とバンドの正統なる進化&深化には脱帽した次第だ。気になっていたが、スルーしたという人は是非チェックしてみて欲しい。多分、損はしないはずだから。
ところで来日はしないんですか?ワンマンだとさすがにきついかもしれないが、どこかの大御所バンドと一緒に是非来日してもらいたいところだ。ライブでマジ最前線に行っちゃうよ(笑)。
2008.2.6 |
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