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洋楽 フィンランド アーティスト
メロディック・パワー・メタル
Olympos Mons
myspace
アルバム 個人的満足度
| CONQUISTADOR - 2004
[収録曲]
01 Seven Seas
02 Stars
03 The Last Light of the Moon
04 Wanted Man
05 Black
06 Through the Ice and Snow
07 Black Desiree
08 Cleopatra
09 The Princess of Saba
10 Lady in White
11 Conquistador
Produced by Jari Sundström and Ian E. Highhill
All music, lyrics, vocal lines and arrangements
by Jari Sundström and Ian E. Highhill
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| フィンランドのメロディック・パワー・メタルバンドによる「征服者」の名を冠するデビューアルバム。もうジャケ・アートから「征服者」そのまんまだし、いかにもメロパワ〜な雰囲気を醸し出しているのは言葉にしなくても伝わるはず。
さて、本作は輸入版界隈では結構評判が良いらしく、その音楽性はSTRATOVARIUS
meets HEAVENLYだそうだ(笑)。いや、STRATOVARIUSはともかく、フォロワーの中のフォロワーとして名高いHEAVENLYがmeetsしちゃうとはこれまた末恐ろしいバンドが出てきたものだ。まあ、要するにSTRATOVARIUS
meets ANGRA meets HELLOWEEN
meets GAMMA RAY meets RHAPSODYってことだね、簡単に言えば。
ヴォーカルはかのアンディ・マトスチックな不安定高音、マイケル・キスクチックな伸びやかなるハイ・トーン(ノビきってないけど(笑))、カイ・ハンセンの荒々しい歌唱を組み合わせたようなスタイル。比較的、中音で普通に歌うことが多いので、この中で一番近いのはカイ・ハンセンだろうか。でも、正直、カイの方がアグレッシヴだし、上手いと思います。
楽曲自体はファスト&メロディックに攻め立てる疾走チューンが中心だが、爆走というよりはやや落ち着いた感じ。その辺りはジャーマン・メタルより様式美系に近い。お約束のようにバグパイプやフルートなどの楽器で巧みにアレンジしているので、バックはSTRATOVARIUSに近いスタイルをとっていると言えるだろう。
例えばSONATA ARCTICAみたく大胆かつ華麗にキーボードをフィーチュアしているわけではないので、意外にもHEAVY
METALとしての骨格はきっちりしている。特にギターの質感は結構ハード・メタリックではらわたにずっしりくるし、ビートも思ったよりはずっとはっきりとしていて強靭だ。サウンド・プロダクションも2000年代なんだから当たり前っちゃあ当たり前だが、1STにしてはわりと良好。その点で言えばやたら大仰に走りたがり、ロックとしてのダイナミズムを失っているその他B級メロパワ勢よりは好感を持った次第である。
楽曲の方も後追いフォロワーらしくムラが少なく、全体的にそつなくまとまっている。それは逆に言えば強力なキラーチューンの不在というお約束の弱点もあるのだが、冒頭のスクリームが笑いを誘う「Through
the Ice and Snow」、歌メロがキャッチーな「Wanted
Man」、「Black Desiree」、清涼感と遊び心溢れる「Lady
in White」なんかは結構好きだし、捨て難いものはある。
まあ楽曲はわりかしコンパクトでスマートにまとめて上げられてわかりやすいし、クサメタリックにゴリ押しするファンジックな痛快さと憎めない魅力は確かにある。そんなわけで一般メタラーには知らないが、クサメタルを主食とする諸兄には十分薦められるクオリティは持っていると思う。
2008.1.11
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MEDIEVIL - 2007
MEDIEVIL
(Tower.jp) 
[収録曲]
01 One Word
02 Frozen
03 The Emperors Return
04 The Price
05 Wolves
06 A Race Between Two Hearts
07 Fire and Ice
08 Medievil
09 Kingdom of Winter
10 Locked in Chains
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[個人的満足度]
★★★★★★★★★★
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| フィンランドのメロディック・パワー・メタラー、渾身の2作目。その
STRATOVARIUS meets HEAVENLYと例えられそうな音楽性はやはり変わらずといったところだが、サウンド・プロダクションを始めとして、全体的にビルドアップにスケールアップを重ねた印象だ。まあ要するにより大仰に進化&深化。この手のニーズにしっかりと堅実に応えてきている。
アルバムは全10曲と曲数少なめで、しかも楽曲は前作以上にコンパクトでわかりやすく、アルバム一枚があっという間に終わる。重要とすべきファクターをしっかりと見定め、焦点を絞り、スッキリと喉越し良く。さらには歌モノとしての機能美を練り込み、高め、この域にまでグンとのし上げた手腕は中々のものだと思う。
また、ヴォーカルも上手くなったとまでは言わないが、かなりの成長を見せ、歌メロのフック上昇にも貢献。例えば、拙いとはいえバラード「Fire
and Ice」で見せる精一杯の自己表現には少し胸を打たれるものはあった。まあ相変わらずB級なんだけど。
楽曲もより粒が揃った印象を受け、オペラティックなアプローチで襲い掛かる「One
Word」、ジャーマン並にメタリックかつソリッドに疾走する「Frozen」、恥ずかしいファンファーレから雪崩れ込むアルバムで一番の名曲「The
Emperors Return」、ファンタジックな波が押し寄せる「A
Race Between Two Hearts」...といったように楽曲は全体的に美味しくなっていることがわかる。
しかし、勝負所のタイトル・チューン「Medievil」が駄曲とまでは言わずとも、わりかし普通な凡作なのはいかがなものだろうか。その代り、長尺曲の「Locked
in Chains」は美旋律を適度に配し、中々聴き応えのある佳曲に仕上がっているからまあ良しとするか。
ただ、全体的な楽曲のサビメロのフック上昇は嬉しい限りなのだが、それ以外のヴォーカル・ラインが単調という意見には否定できないものがある。ていうかヴォーカルをもっと上手い人材に換えれば全然違ってくるとは思うが、そう簡単にはいかないか。
あとは後半の楽曲が若干弱いといった不満もあるが、バンドの着実な成長と作品に対する手ごたえは感じるし、前作以上にクサメタラーにお薦めするに値する順当なステップアップ作と言えるのは間違いない。
2008.1.12 |
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