| 新メンバーとしてTSUKASA(Vo./HELL CHILD〜FROM
HELL)を迎え入れ、これまでにスプリット作品で発表されていた楽曲のヴォーカル・トラックを新たにレコーディング。
メンバー:TSUKASA(Vocal) / KAPO(Guitar) / FUTOSHI(Bass) / CHOWROW(Drums)
ついに我らがSwarrrmの新作がドロップ!ファンにとってこれほど嬉しいことはない。残念ながらスプリット作品は未聴であるため、原曲との比較が出来ない。
しかし、彼らの素晴らしい音楽性は少しも変わっていないし、衰えちゃいない。相変わらず不敵で、素敵なのだ。
全8曲入りと曲だけ見るとボリュームが少なく感じる。しかし、一曲一曲の時間自体は長めとなっており、混沌の中に美をつむいでいく手法はある意味わが国が誇るエモコアバンド、Envy的ともいえるだろう。
さて、肝心の新加入ボーカルTSUKASAについてだが、この人も凄まじいな。ゲヴァゲヴァと狂った歌唱を聴かせていた前任者と比べると圧倒的な個性であったり、とてつもない変態さという面においては劣るかもしれない。
しかし、ホギャーと強烈なスクリームを響かせたり、正気とは思えない金切り声はとんでもない。まさに大物としての貫禄が漂ってくるのだ。
全体的に曲のテンポ自体は下がっており、初期のやけっぱちな勢いは減退している。それに代わって顔をだしてきたのが、どうしようもない美しさである。
雪、桜、空といった自然からとった曲名からわかるように曲は複雑にリンクし、痛々しく心に突き刺さり、華々しく散る。
一応作風自体は前作の延長線上にあるのだろう。勢い先行の曲よりじっくり聴かせる曲の方が多い。
その中でも「烈」のハードコアスピリットはどうしようもなく熱いし、「空」の狂おしいほどの悲しみに心がむせび泣いてしまう。
民謡的なメロが躍動し、クライマックスでは奈落の底に転げ落ちるかのような「道」もまた名曲。
感情の起伏一つ一つが波となって聴き手の心に押し寄せ、静かに引いていく。
光と闇の饗宴。静と動が織り成す破滅のドラマ。
是非多くの人たちにこの音を味わってもらいたい。そこから戻れなくなっても私は知らない。
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