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邦楽
エモーショナル・ハードコア
アーティスト
FC FiVE
MYSPACE
フルレンス
アルバム 個人的満足度
Memories (2003)

[収録曲]
1, Enter
2, Evolve
3, New greed
4, Cold ground
5, Everything blame for your stain
6, Another destination
7, monsters
8, Progress
9, This time is not the end
10, Watching the sky
11, For daybreak
12, Truth has gone
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
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TOMY(Vo)、HIROTO(Gu)、KOSUKE(Ba)、KIMURA(Dr)らによって結成された茨城の叙情派ニュースクーラー、FC
FiVEによる1STフルレンス。2003年の3月にレコーディング開始を開始し、6月にリリースされた。なお、バンドはこの後、STRETCH
ARMSTRONGとの全6公演の日本ツアーに出発する。
ポスト・ロック調の壮大なイントロからEnvyのフォロワーかななんて思ったりしたが、その後はミドル〜アップテンポで畳み掛けるハードコアの連射、連射。この手のニュースクール・ハードコア勢にしてはメタリックな質感は希薄で、かなりオールドスクール色が強い。やけっぱちにハードネスを叩きつけるもんだから痺れたわ。
青臭い声質のヴォーカルが終始絶叫に絶叫を重ねる様はスクリーモにも通ずることはあるだろうし、北欧メロデスからの影響が少ない印象を受ける。例えるならPoison
The Well meets Envyといったところか。また、A
STATIC LULLABYに近いものがあるか。初期のTHURSDAYを個人的には思い出したりもしたし、最盛期のスクリーモが好きな方なら手を出してみる価値はあるかもしれない。
楽曲はひたすら2〜3分で繰り出され、頭でっかちな展開は皆無。パワフルにシンガロングするサビはえらいキャッチーだし、エモーショナルに慟哭をかき鳴らすギタメロの旨みも中々深いものがある。
12曲を勢い良く走り抜ける様はかなり痛快だし、爽快。オールド・スクールmeetsニュースクールなんていう形容もなるほどなと納得。みなぎる気合から溢れ出す激情のハードコア・チューンは説得力大だ。
ただ、線の細いヴォーカルは元Refusedのデニス・リクセゼンを思い出したりして好きなタイプに入るが、やはりそれを踏まえても線が細すぎるというか力強さに欠けるというか。それがエモって言われたらそれまでだが...。まあこの喉は大丈夫なの?って心配になってくる絶叫ぶりには頭が下がるし、決してウィークポイントにはならないか。うーん、でもクリーン・ヴォーカルの弱さはウィークポイントになりうるかもしれん。
あとは楽曲のパンチ力の向上が課題か。いや、捨て曲などないのだが、どうも強烈な一発に欠けているというか。例えば3,
New greedはライヴ定番曲らしく、シンガロングなコーラスがライヴ映えするというのはわかる。だが、これが超キラーな曲だとするにはちょっと弱い。私はむしろ7,
monstersのほとばしる激情に心動かされた次第だが、これもキラーにはもう一歩手前かな。正直、アルバムを聴いた後は良くも悪くもB級という印象は覆せなかった。
まあこれほどオールド・スクールにこだわりつつ、新時代のエッセンスを取り入れたバンドは久しぶりに聴いたので新鮮。これは次回作にかなり期待できそうな新人だ。
やはり、質どうのこうのよりこういう人たちは真にハードコアだし、同時に真にロックしてる。こういうバンドは好きだな、私は。
2007.12.5 |
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Come To The End (2005)

[収録曲]
1, My strife
2, Strange days
3, Jaded hope
4, Bloody nightmare
5, Cowords
6, Hard ship
7, The phantom in the depth
8, Deep coma
9, With love
10, The man who kills the world
11, Come to the end
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個人的満足度
★★★★★★★★★★ |
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2005年の2月にHATEBREEDのオープニングアクトを務めた彼らは同年の3月には米コロラドのブラスティングルームスタジオにてアルバムの3週間にも及ぶレコーディングを開始。5月にTHROWDOWN,BLEEDING
THROUGHTとのツアーを含める30カ所の日本ツアーを終えた彼らは7月に2NDアルバムである本作をリリース。それに伴う全国約40カ所のリリースツアーをスタートさせることになった。
茨城が誇る激情ニュースクーラー、FC FiVEによる2枚目のフルレンスが本作「Come
To The End」だ。ここに至る間にアメリカや台湾などのツアーも経験し、幾多のライヴを乗り越えて製作されたアルバムと聞いて期待が高まっていたが、うーん、なんというか少し地味になってしまった印象がする。
前作ではイントロにENVYっぽいイントロを入れるなどいわゆるエモコア・アプローチが強かったが、本作ではさらにレイドバック。ニュースクールよりオールドスクールタイプのハードコアに傾倒しているような。
ヴォーカルも情念を焦がすスクリームは抑え、クリーンとまではいかない程度のパンキッシュな歌唱を見せているし、純粋な意味でのエクストリーム性は減退している。
加えてメロディの叙情的臭みは薄れたし、そもそもメロディック・パートも少なくなっているのでメタルコア好きの方には物足りないのかもしれない。だが、メンバーが好きだというMINOR
THREATに通ずる実直さがにじみ出る小細工無しの直球ハードコアは共感するに値すると思う。
ただ、イマドキにしては珍しいオールドスクールコアは好みであるし、純粋にかっこいいのだが、どうにも中途半端というか。ぶっちゃけ曲質が前作以上に微妙なんだよな。
メロディアスなハードコアなのもいいが、そもそもメロディのフックは弱いし、あれだけシンガロング欲を誘った絶叫コーラスもヴォーカルのテンションダウンのお陰でインパクトが弱くなってしまっているのが難点か。
まあ元々強烈な泣きメロがかけるとか、アレンジ力が優れているだとかそこらへんの装飾術に長けた器用なバンドではないことは前作からわかっていたことなので、もうこれ以上言うまい。
ちょっとした過渡期に入ってしまっている気もするが、3枚目を勝負所にしてこれから頑張っていただきたい。
2007.12.6 |
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SUPER BLOOM (2007)
SUPER
BLOOM

[収録曲]
1, Dawn Break
2, A Thousand shams
3, Memories
4, Super Bloom
5, Stolen Things
6, Voice Spread Wide
7, Easy Sentiments
8, Ash
9, Disengaged Propaganda
10, The Midnoght Sun
11, Eclipse |
個人的満足度
★★★★★★★★★★ |
2006年の2月にBANE,SILENTDRIVEとの2度目の日本ツアーを行った彼らだが、6月にベーシストのKOSUKEが脱退。後任にはVERSUS
THE NIGHTなるメタルコアバンドをやっていたTOKUが選ばれた。
メンバー脱退を乗り越えた彼らは陣営を新たにツアーを数多く行い、2007年の6月にはスウェーデンはUMEAにあるTONTEKNIC
STUDIO ABにて3週間のレコーディングを開始する。プロデューサーはREFUSED、POISON
THE WELL、IN FLAMES 等を手がけたPelle
Henrricson&Eskil。
完成したアルバムは同年の10月10日にNeuse Recordsからリリースされた。
HIROTO(G)とは高校からの付き合いであったというべーシストのKOSUKEの脱退はバンドに少なからずダメージを与えたようだが、心配ご無用。新加入のTOKUはさすがメタルコアバンドでベースを弾いていただけあって、グルーヴはかなりタフ。それによりバンド・サウンドはより図太く安定した印象を受ける。彼はストーナー好きでもあるそうなので、例えば7,
Easy Sentimentsに見られる泥っぽいへヴィネスはそのあたりの趣味によるものか。
さて、前作では若干マンネリさを漂わしていた彼らだったが、ツアーを重ねてレベルアップした姿をこのアルバムでは見せてくれているというのがまず第一印象。
また、ENVY縁のポスト・ロックアプローチも1ST以上に強くなり、楽曲のバリエーションは多様さを増しているようだ。基本アップテンポでガツガツ畳み掛けていた今までと比べるとミドルテンポも交えながら激情を叩きつけているのが心地よい。
ギターもメタルコアまでいかないくらいにメタリックになり、リフは相変わらず青臭いメロディックさを湛えながらひたすら疾走。もちろん、時にはメロディック・パートを交えながら哀感を誘う。個人的にはイマドキのメジャー・メタルコア勢と違って歌メロばっかり練ろうとしていないのが良い。
まず「勢いや攻撃性ありき」の志向はただ、やたらメタリックになってなんちゃってへヴィネスを振りかざすそこらへんの甘ちゃんハードコアバンドとは格の違いを見せ付けてくれている。
サウンド・プロダクションの方も大物プロデューサーを起用しただけあって、音の肉厚さやスケール感は大幅アップ。さらにこのバンドのある意味一番の魅力でもある良い意味でのインディーズらしさ、B級臭さもキープされていて、あまりメジャー感を高めていないのも初期からのファンには嬉しい要素だ。
楽曲の質も前作と比べるとかなり向上しているし、TOMYのヴォーカルも1STの頃の荒々しく高いテンションを戻してきているのでハードコアとしての殺傷性も研ぎ澄まされているのが嬉しい。
ただ、これぞFC FiVEみたいな強烈なキラーチューンが相変わらず不在なのが痛い。コンパクトでわかりやすい楽曲はかなり良いレベルまで来ているが、最高とまでいかないのがなんとも突き抜けないというか。いや、この突き抜けない感じがこのバンドの魅力なのだというのならともかく、ヴォーカルの線の細さを含めて、ハードコアとしての、いやロックとしての筋力の少なさが少し物足りないというか。
それでも1STの楽曲以上にライヴ映えする楽曲が書けていると思うし(特に9,
Disengaged Propagandaあたりはライヴで大合唱が巻き起こるのでは?)、、ライヴを見てみたいという気持ちは持てるようになったという成長は認めるべきだろう。うーん、やはり良くも悪くも自然体な立ち振る舞いと、日本人特有の人当たり、耳当たりの良さは応援したくなるのは本音ではある。
2007.12.7 |
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