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洋楽 US
デスメタル
アーティスト
Nile
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93年、アメリカはサウスカロライナにて、カール・サンダース(g、vo、)とピート・ハモウラ(ds)とでやっていたMORRIAなるバンドがその前身。
ここに、チーフ・スパイアーズ(b、vo)が参加。そこでバンドネームをNILEに変更する。
彼等はアンダーグラウンドでのテープのトレードなどで人脈を繋げていき、95年にはANUBIS RECORDSより5曲入り「FESTIVALS
OF ATONEMENT」をリリース。
この後ヴィラサル・プロダクションとのディールを獲得した彼等は96年には3曲入りの「RAMSES BRIINGER
OF WAR」をリリース。(これらは後2000年に、「IN THE BEGINNING」としてカップリングCDにされた。)
フルレンス
アルバム 個人的満足度
| Released 1998, Relapse Records
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals
Chief Spires - Bass/Vocals
Pete Hammoura - Drums/Vocals
TRACKLIST:
1. Smashing The Antiu
2. Barra Edinazzu
3. Kudurru Maqlu
4. Serpent Headed Mask
5. Ramses Bringer Of War
6. Stones Of Sorrow
7. Die Rache Krieg Lied Der Assyriche
8. The Howling Of the Jinn
9. Pestilence And Iniquity
10. Opening Of The Mouth
11. Beneath Eternal Oceans Of Sand
レーベルであるヴィサラル・プロダクションが倒産してしまうという自体に見舞われたが、 前から目をつけていたRELAPSEがアプローチ。それにより彼等はようやく98年4月、お蔵入りしかけた1STデビューアルバムをリリースすることになる。
彼らの魅力はそのすごさがわかりやすく、ストレートに聴き手に伝えることができるということだ。え?曲が複雑?そんなことはない。だって、音楽性はバンド名やジャケットのアートワークそのものではないか。これほどわりやすい音楽はないと思うが。
停滞していたデスメタルシーンのカンフル剤となったといわれているデスメタルバンドの名盤が本作。
その音楽性はしつこいようだがバンド名やジャケのアートワークのように、US産正統派ブルータルデスメタルをベースに、中近東的なアプローチを加えたもの。
それは古代エジプト映画を思わせるようなSEであったり、エジプト民族的なメロディを忍ばせたり。想像を越えたエジプトの悪夢は聴き手の胸をえぐりっとってやまない異端さである。
そして、そのマニアックな音楽性を支えるのが、メンバーの圧倒的な演奏力と高いミュージシャンシップだ。ギュルルルと鳴りわめくギターはピラミッドにはびこる不穏な空気、遠慮なく叩かれる殺戮ドラミングはエジプト兵士の戦闘音楽。聴き取り不可能な重低音デスボイスはファラオの呪いの言葉。
その一つ一つが意味を持った、やりすぎな変態プログレッシヴ構築美、気高き考古学魂はそこらへんの亜流、三流デスメタルバンドには一生到達できない高い次元に位置している。真のゴッドハンドメタルここに極めり。
楽曲の方も次作以降と比べると、わかりやすく、コンパクトにまとまっていてキャッチー。前のめりなビートと曲中のSEがたまらない#2、冒頭のSEが暗黒性を孕むドラマティックな#5、彼らの本気度を象徴する#7など、名曲、良曲、佳曲がひしめいており、個人的には本作こそが彼らの最高傑作とプッシュしたい姿勢である。
これほど熱くて誇り高いロックは中々ない。単なるデスメタルはもう聞き飽きた。そのような人に是非お薦めしたい名盤だ。
2007.10.13
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| Released 2000, Relapse Records
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals
Chief Spires - Bass/Vocals
Dallas Toler-Wade - Guitars/Vocals
Pete Hammoura - Drums
Derek Roddy - Additional Drums
TRACKLIST:
1. Invocation Of The Gate Of
Aat-Ankh-es-en-Amenti
2. Black Seeds Of Vengeance
3. Defiling The Gates Of Ishtar
4. The Black Flame
5. Libation Unto The Shades Who Lurk
In The Shadows Of The Temple Of
Anhur
6. Masturbating The War God
7. Multitude Of Foes
8. Chapter For Transforming
Into A Snake
9. Nas Akhu Khan She En Asbiu
10. To Dream Of Ur
11. The Nameless City Of The Accursed
12. Khetti Satha Shemsu
1STアルバム「AMONGST THE CATACOMBS OF NEPHREN-KA」の後、ダラス・トーラー・ウェイドがギターとして加入。MORBID
ANGELやCRIPTOPSYとのツアーを経て、彼等は続くアルバム「BLACK
SEEDS OF VENGENCE」を2000年9月にリリースした。
熱狂的エジプシャン・デスメタルバンドNILEの2NDアルバムが本作であるが、そのマニアックな方向性は相変わらず。
ここでもファラオの呪いの如く古代エジプト暗黒デスメタルワールドを展開しているから痛快だ。
複雑怪奇、奇奇怪怪。圧倒的な演奏力を駆使したプログレッシヴな楽曲は前作より強度と濃度を増した印象を受ける。
強烈無比なブラスト・ビートによってグラインドコアっぽいとの声もあるが、やはり彼らは正統派US産ブルータルデス
冷静に聴けば異端だけでなく、あくまで王道であるということも理解できるはずである。
それにしても何というオーラ、威圧感のすごいことか。悲鳴のようなギタープレイがオリエンタルなメロディを交えながら加速するのは凄まじすぎ。
正直、曲展開が複雑化したぶん、前作にあったわかりやすいキャッチーさは内面へと引っ込んでいるし、メロディの臭みも前作に比べれば薄れている。
しかし、聴けば聴くほど引き込まれる世界観には有無を言わさぬ説得力があるのだから、曲が弱くなったなどという戯言は口が裂けても言えまい。
クライマックスの曲名連呼が厳つい2. Black Seeds Of Vengeanceに始まり、3.
Defiling The Gates Of Ishtarといったいかにも彼ららしい曲、変態ドラミングが楽しめる6.
Masturbating The War God、さらには7.Multitude
Of Foes、8. Chapter For Transforming Into
A Snakeとコンパクトな楽曲を連射し、エジプト馬鹿この上ない9.
Nas Akhu Khan She En Asbiu、9分と長尺な組曲10.
To Dream Of Urなどアルバムの聴き所は非常に多い。
特に長尺曲の練りの上手さにはそこらへんのバンドとは一線を画す。本当に色々な意味で飽きさせないすごいバンドだなあと今更ながら再確認した次第であります。
最後まで息つく暇を与えない常時噴射する呪いのエナジーは聴き手のハートをデストロイ&ドロップ。
目を閉じればピラミッドの落とし穴に落ちた光景が目に浮かぶ。お約束でそこにはコブラがいるわけだ。
孤高にして高潔なる彼らの初期の名盤であることは間違いない。
2007.10.14
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| Released 2002, Relapse Records
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals
Dallas Toler-Wade - Guitars/Vocals
Tony Laureano - Drums
Jon Vesano - Additional Vocals
Mike Breazeale - Guest Vocals
TRACKLIST:
1. Blessed Dead
2. Execration Text
3. Sarcophagus
4. Kheftiu Asar Butchiu
5. Unas Slayer of the Gods
6. Churning the Maelstrom
7. I Whisper in the Ear of the Dead
8. Wind of Horus IN THEIR DARKENED SHRINES
9. In Their Darkened Shrines: I. Hall of Saurian Entombment
10. In Their Darkened Shrines: II. Invocation to Seditious Heresy
11. In Their Darkened Shrines: III. Destruction of the Temple
ofthe Enemies of Ra
12. In Their Darkened Shrines: IV. Ruins
アルバム「BLACK SEEDS OF VENGENCE」を2000年9月にリリース後、メンバーチェンジが勃発。チーフとピート・ハモウラが脱退。ピートの後任ドラマーとしてANGEL
CORPSEのトニー・ラウリーノが加入。ベースには後任が決まらず、結局アルバムではカールとダラスが兼任することに。
また、DARKMOONのギタリスト兼ヴォーカリストであったジョン・ヴェサノがここでサポート・ヴォーカルとしてゲスト参加しているのだが、どうやらその後彼がベーシストとしてバンドに正式加入したようだ。
陣営を固めた彼らは地元コロンビアのTHE SOUND LABにて、ボブ・ムーアのプロデュースのもと本作を制作。2002年8月にRELAPSEからリリースされた。
エジプト考古学デスメタルバンドNILEの通算3枚目のフルレンスなのだが、ここでデスメタルバンドとしては致命的なメンバーチェンジが勃発。ドラマーが脱退してしまう。
しかし、心配はご無用。後任として選ばれたのがANGEL CORPSEの名手トニー・ラウリーノ。その問答無用かつアホみたいな手数からMORBID
ANGELの魔人ドラマー、ピート・サンドヴァルを彷彿したりした。ともかく前任者と比べればその存在感は圧倒的であり、本作を名盤たる要因の一つとなっているのは間違いないだろう。
さて、NILEと言えばオリエンタルなメロディを随所に忍ばせ、「ハムナプトラ」的なSEを交えながら、あくまでもブルータル&テクニカルに攻め立てるデスメタルをプレイしているというのはファンには周知の事実だが、本作は品質というかクオリティが半端ない。
とにかく前述したトニー・ラウリーノの人智を超えたドラミングも含めて何もかも規格外。やばい、すごい、面白い、楽しい。色々と賞賛の言葉がポンポンと出てきそうなスケールのでかさにしてやられた次第だ。
1STのメロディの臭みと2NDの漆黒ブルータリティが合わさったような極上デスメタル。いや、もはや単なるデスメタルの枠をはみ出しすぎているそれは真にエクストリームでプログレッシヴなHEAVY
METALと呼ぶべきか。
楽曲は捨て曲なし。全曲が名演といって過言ではないし、中近東アプローチと相まって神秘的で荘厳ですらある。あえて取り上げるなら深淵へと誘うリーダートラック1.
Blessed Deadやドラムがありえないレベルまで到達している2.
Execration Text、11分以上もある聴き応え、噛み応えありすぎる長尺曲5.
Unas Slayer of the Gods、ブルータル&ファストに攻め立てる6.
Churning the Maelstrom、毒々しいリフがキャッチーな8.
Wind of Horus IN THEIR DARKENED SHRINESだろうか
また、#9〜#12の組曲も忘れてはいけない。アルバムの世界へとぐいぐい引き込む構成力の高さはさすがである。
孤高なまでの高度なテクニックと類稀なる好奇心と探究心から泉のごとき湧き出るアイディア力。それを常人とは違う次元で効率的に融合、消化。妥協なき追及により建てられた彼らのピラミッドはここで造形美の頂に至ったといえよう。
2007.11.9
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| Released 2005, Relapse Records
TRACKLIST:
1. Dusk Falls Upon the Temple Of
The Serpent On The Mount of Sunrise
2. Cast Down The Heretic
3. Sacrifice Unto Sebek
4. User-Maat-Re
5. The Burning Pits Of The Duat
6. Chapter Of Obeisance Before Giving
Breath To The Inert One In The
Presence Of The Crescent
Shaped Horns
7. Lashed To The Slave Stick
8. Spawn Of Uamenti
9. Annihilation Of The Wicked
10. Von Unaussprechlichen Kulten
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals/Baglama/Saz/Keyboards
Dallas Toler-Wade - Guitars/Vocals
Jon Vesano - Bass/Vocals
George Kollias - Drums/Percussion
Mike Breazeale - Exorcism Chants and Pazuzu Bowl on "Chapter
of Obeisance"
Recorded at the Soundlab
in Columbia SC, Mixed at Rax Trax in Chicago. Recorded, Mixed,
and Produced by Neil Kernon
Recording Engineer Bob Moore
2005年リリースの4THフルレンス。プロデュースにNeil Kernon、エンジニアにBob
Mooreを迎えて製作された。
なんとここでもメンバーチェンジが勃発。恐ろしい手数を誇っていた変態ドラマーTony
Laureanoが脱退し、新たにNightfall
、Sickening HorrorのドラマーGeorge
Kolliasが加入している。怪物過ぎたTony
Laureanoの脱退がなんとも惜しい限りだが、さすがはシーン屈指の高い演奏力を持つバンドNILEが迎えるドラマーだけあって、Georgeの腕前はかなりのもの。人外の域に達していたTonyと比べるとブラストなど純粋な手数では劣るかもしれないが、キックの速さで名を馳せた猛者らしい。
さて、ドラマー脱退を乗り越えて製作された本作は言わずもがな中近東アプローチのエジプシャンデスメタルという彼らならではのジャンルで紡がれる古代エジプト物語。彼らの尋常ではないこだわりは相変わらずだ。
ただ、本作は今まで以上にテクニカルというか、もしくはプログレッシヴ。楽曲はより複雑さを増し、これまた今まで以上に聴き込みを要するようになったと思う。正直、一聴してその良さを理解できるのは名曲2.
Cast Down The Hereticくらいかも。
また、若干オールドスクールのデスメタルへと回帰しているような節があり、7.
Lashed To The Slave Stickに見られる厳かな暗黒性から初期MORBID
ANGELを思い出したりもした。
さらにはブラストは速いが、テンポ自体は地を這いずるようなへヴィネスを体現している曲が多いのでスラッジ/ドゥーム好きの人にもアプローチ出来そう。
アルバムはいかにもなインスト2曲と長尺曲の周りをコンパクトな曲で固めるという彼らしい構成で作られている。彼らの持ち味というか武器であるドラマティックかつヘレティックな長尺曲も相変わらず聴き応えはある。
しかし、本作は前述した聴き込みを要するという点、つまりは楽曲の即効性が弱いように感じた。特に長尺曲が前作に比べるとフックが弱いような(特に4.
User-Maat-Reあたり)。もちろん、悪くはないが一部のファンの「長ったらしくて疲れる」という意見に頷けないわけでもないし、エスニック・フレーヴァーによるメロディの臭みの減退に物足りなさを感じるのも仕方が無いことだろう。
それでもタイトル・チューン9. Annihilation Of The Wickedは彼らの本気度を象徴する聴き込みに値する長尺曲だと思うし、2.
Cast Down The Heretic、5. The Burning
Pits Of The Duatなどの名曲、良曲も存在している。
一聴しただけでは「渋い」という印象さえ受けかねないアルバムではあるが、安易な歌ものメタルへと傾倒しない確固たるバンドの絶妙なポジショニングに我々ファンは惹かれてやまないし、90年代以降デスメタルの救世主たる威厳は少しも損なわれていないのがこのバンドの凄みなのである。
2007.11.10
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Ithyphallic
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
メロディ
★★★★★★★★★★
パワー
★★★★★★★★★★
スピード
★★★★★★★★★★ |
| Released 2007, Nuclear Blast
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals/Baglama/Saz/Keyboards
Dallas Toler-Wade - Guitars/Vocals
George Kollias - Drums/Percussion
Recorded at the Soundlab
in Columbia SC,
Mixed at Rax Trax in Chicago.
Recorded, Mixed,
and Produced by Neil Kernon
Recording Engineer Bob Moore
TRACKLIST:
1. What Can Be Safely Written
2. As He Creates So He Destroys
3. Ithyphallic
4. Papyrus Containing The Spell To
Preserve Its Possessor Against
Attacks From He Who Is In The Water
5. Eat Of The Dead
6. Laying Fire Upon Apep
7. The Essential Salts
8. The Infinity Of Stone
9. The Language Of The Shadows
10. Even The Gods Must Die
前作の後、ベースのJon Vesanoが脱退。本作はトリオ編成でレコーディングが行われたようだ。本作はおなじみのNeil
KernonとBob Mooreのもと製作され、Nuclear
Blastから2007年にリリースされた。
前作「Annihilation Of The Wicked」から約2年ぶりとなる最新作がついにドロップ。LOUDPARK07にも参戦した彼らを見逃しているのがなんとも悔しいが、こちらのアルバムを聴いて再来日かつ単独公演を祈るとしよう。NILEの皆様、せめてEXTREME
THE DO JOでの来日はどうでしょうか?
さて、本作の音楽性は前作の延長線上と言っていいだろう。初期から比べると幾分かエスニックなアプローチを抑え、ブルータルでテクニカル、さらにはやりすぎなプログレッシヴぶりを発揮しているデスメタル。
その黒光りする個性と一筋縄ではいかない異端さゆえにちょっとしたイロモノにも見られかねないが、サウンドの根っ子事態は純粋たる王道デスメタルであることはファンには周知の事実であろう。
テクニカル&プログレに傾倒しつつ、ブルータルなデスメタルのコアをより煮詰めていた前作と比べるとエジプシャン・メロの呪術的な臭みや、独特のSE、アレンジなどに名盤「In
Their Darkened Shrines」の雰囲気が戻ってきており、ナイル河の氾濫のようなドラマティクスは実に美味しい限りだ。
アルバムはいきなり8分を越える長尺曲1. What Can Be Safely
Writtenで幕を開けるが、楽曲は全体的にコンパクトでわかりやすいものが多く、これまで以上にアルバムがあっという間に終わる。
多少の頭でっかちさを感じた前作と比べると長尺曲はより大仰かつドラマティックに、それ以外の曲はわかりやすくコンパクトにまとめ上げていて、メリハリとバランスが良好。このあたりは前作で「疲れる」という感想をお持ちになった人には安心だろう。
また、Tony Laureanoには少し劣るなんて失礼な印象を抱いていたドラムスのGeorge
Kolliasだが、本作では鬼気迫るブラスト・ビートを叩き出して聴き手を圧殺しようとするものだから恐れ入る。ビートの圧力ではさすがにTonyに一歩譲るかもしれないが、絨毯爆撃のようなビートの隙の無さと本気もんの技量に彼に対する甘い認識を粉々に粉砕された次第である。
全体的に楽曲は前作同様若干の聴き込みを要するのは間違いないが、タイトル・チューン3.
Ithyphallic、3分足らずで特攻する4. Papyrus
Containing The Spell To Preserve Its Possessor Against Attacks
From He Who Is In The Water(って曲名長っ!!)、NILE節が炸裂する6.
Laying Fire Upon Apep、ブルータルに畳み掛ける7.
The Essential Salts、ドラムの足数、手数が尋常ではない9.
The Language Of The Shadows、10分と尺の長いラストトラックの10.
Even The Gods Must Dieといったように個々の楽曲の高品質ぶりはさすがはNILE。
そこらへんのB級、C級バンドに差をつける圧倒的な魔力は底なしであり、世界観にこだわりすぎる完璧主義ぶりはある意味MANOWARと同次元に語られてもいいバンドかもしれない。
とにかく今までのファンは安心できるアルバムだし、死をもたらし、魂を運ぶバンドNILEのたくましきアイディアの泉は未だ枯れず。
2007.11.11 |
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その他
Festivals Of Atonement
Released 1995, Anubis Records
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals
Chief Spires - Bass/Vocals
Pete Hammoura - Drums/Vocals
TRACKLIST:
1. Divine Intent
2. The Black Hand of Set
3. Wrought
4. Immortality Through Art/Godless
5. Extinct
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
メロディ
★★★★★★★★★★
パワー
★★★★★★★★★★
スピード
★★★★★★★★★★
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| 95年リリースの5曲入りデビューミニ。
彼らの初リリース作品であるが、いやー、これは最近の彼らを知っている身としてはなんとも若く、青臭い作品であることよ。やりたいことは固まっているが、まだ表現力にそれがついていっていない頃なのだろう。
どちらかというと曲のテンポを極力抑え、へヴィネスと荘厳さを強調することに重点を置いているようだ。
演奏もやはり最近の彼らと比べれば渋めというか地味に映る印象で、特にドラムに関しては後に加入する名手トニー・ラウリーノにはさすがに劣る。
リーダートラックの1. Divine Intentからエジプト大好き!!オーラ全快でなんとも微笑ましい。
ただ、1. Divine Intent、2.
The Black Hand of Set共にエスニックなアプローチ以外はあまりにも普通なデスメタル過ぎるというかこの時点ではそれほど面白みを感じない。
3. Wroughtは8分を越える長尺曲。ミドルテンポでスラッジ/ドゥームあたりにも接近しそうな重厚なナンバーだが、ここでもエジプシャンフレーヴァーが聴ける。
4. Immortality Through Art/Godlessはいきなり不穏な空気を放つ。複雑な起伏を繰り返す曲調は後の彼らに繋がるものを感じる。
5. Extinctも3. Wrought同様8分を越える長尺曲。スローテンポから4分過ぎ辺りからテンポを上げて雪崩れ込む。2つの曲を繋げたような印象を受ける。
最近のテクニカル・プログレ志向の作品と比べればシンプルで分かりやすい作風だが、決してノリの良い印象はしない。ぶっちゃけ、曲質も微妙だし。
また、音作りも最近の作品と比べればかなり拙いし、正直熱心なマニア向けのアイテムでしかないと思うが、彼らの荒々しい原点が聴ける作品ではある。
2007.10.13
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Ramses Bringer Of War
Released 1997, Visceral Productions
RECORDING LINE-UP:
Karl Sanders - Guitars/Vocals
Chief Spires - Bass/Vocals
Pete Hammoura - Drums/Vocals
TRACKLIST:
1. The Howling Of The Jinn
2. Ramses Bringer Of War
3. Die Rache Krieg Lied Der Assyriche
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
メロディ
★★★★★★★★★★
パワー
★★★★★★★★★★
スピード
★★★★★★★★★★
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| 96年リリースの3曲入り音源 音楽性についてだがまんま「Festivals
Of Atonement」の延長線上なのだが、チープでLAWなデスメタルだった前作より進化と深化がなされているような。
1STアルバム収録の名曲8. Ramses Bringer of Warが収録されていることもあり、そのまま現在の彼らに直結する道程的アルバムという意味合いが強い。こちらのヴァージョンは1ST収録のものよりアレンジがチープでなんとも微笑ましい。
9. Die Rache Krieg Lied Der Assyricheも1STに収録されている曲。ヨーッ、ハアアッとか掛け合う儀式的なやつね。こちらもかなりチープだ。ただ、そのぶんかなり生々しく聴こえる。
私の大好きな8. Ramses Bringer of War
、9. Die Rache Krieg Lied Der Assyriche
が収録されているということでそれなりに楽しめたが、1STアルバムを持っている人がわざわざ買う価値があるかどうかは疑問。
まあ熱心なマニア向けのファンアイテムであることは否めない。 |
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| In
the Beginning
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個人的満足度
★★★★★★★★★★
メロディ
★★★★★★★★★★
パワー
★★★★★★★★★★
スピード
★★★★★★★★★★
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| [収録曲]
1. Divine Intent
2. The Black Hand of Set
3. Wrought
4. Immortality Through Art
5. Godless
6. Extinct
7. The Howling of the Jinn
8. Ramses Bringer of War
9. Die Rache Krieg Lied Der Assyriche
「Festivals Of Atonement」と「RAMSES BRIINGER OF WAR」をカップリングしたアルバム。2000年リリース。
レビューは各作品の方をご覧下さい。
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US
UK
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ジャンル別
その他のコンテンツ
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