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アーティスト

Iron Maiden

 

 ことは1975年のクリスマス。英国はロンドン東部、イーストエンドにてこのバンドは結成される。結成の中心人物はベーシスト、 スティーヴ・ハリス 。レイトンストンから出てきて製図屋で働きながらミュージシャンへの夢を追っていた彼は、PUNK ROCK全盛の70年代中期、そのブームの象徴でもある短髪と音楽性の変更をレコード会社のオーディション時に強いられ、ならばバンドを自分で作ることを決意し IRON MAIDEN の結成に至る
 バンド結成後、幾度とないメンバーチェンジが行われたようだが、しばらくたって3代目ヴォーカリストであるポール・ディアノ を迎えた77年あたりに活動を本格化させる。ちなみにこの当時の顔ぶれは スティーヴ と ポール の他に、ギタリストとして長く IRON MAIDEN の屋台骨を支えることとなる ディヴ・マーレイ 、そしてドラムの ダグ・サンプリン 、もう一人のギタリストである トニー・パーソンズ という編成であった。

 このメンバーによって78年の大晦日、ケンブリッジの スペースウッド スタジオにて、4曲入りのデモテープが作られた。これを手にしたのが、今や伝説ともなったロンドンはキングストンベリー・サークルの HEAVY METAL ディスコ、 HEAVY METAL SOUNDHOUSE の専属DJを当時勤めていたNWOBHMの仕掛け人が一人、 ニール・ケイ だった。先のデモテープを気に入った ニール は、自身のブースでのヘヴィローテーションに迎えただけでなく (「PROWLER」 は5週間に渡ってリクエスト・チャートの一位を守る)

 79年11月9日には ROCK HARD から限定5000枚の7インチ盤 「THE SOUNDHOUSE TAPES」 としてリリース。 (ちなみに収録曲は先のデモテープの4曲から3曲、 「IRON MAIDEN」 、 「PROWLER」 、 「INVASION」 が選ばれ、 彼自身によるライナーノーツが付いていた。

 尚、残る1曲は 「STRANGE WORLD」 で、これはベスト盤 「BEST OF THE BEAST」 に収められている) このシングルが英国のHARD ROCK好きに受け、バンドは高い評価を受けることになる。

 やがて2人目のギタリストとして デニス・ストラットン を、ドラマーには元 SAMSON のクライヴ・バー を迎え、陣営をかためた彼らは、79年暮、ついにメジャーレーベル 「EMI」 とのディールを獲得する。
 彼らのメジャーデビューの第一弾はオムニバス盤 「メタル・フォー・マーサス」 への楽曲の提供であった。彼らはそれに続いて80年2月15日にシングル 「RUNNING FREE」 を発表した。

フルレンス

   アルバム              個人的満足度                   

 Iron Maiden

 

★★★★★★★★★★

 80年3月9日から始まった JUDAS PRIEST のツアーに同行した彼らは、翌月4月11日には1STフルレンス 「IRON MAIDEN」 をリリースする。
 デビュー盤でありながら、本作は全英で初登場7位を獲得することになる

 われらが鋼鉄の処女の記念すべきデビュー作が本作だ。なんていうか私ごときがどうのこうの言えないほどの高みにあるアルバム。話はそれるがパンクというのはカウンターカルチャー、もしくはカウンターアクションだ。

 それは従来のハードロックに対する反抗である。そして、隆盛を極めているパンクに反抗するものが現われた。それがこのIron Maidenというバンドだった。そう、つまりはIron Maidenもパンクなのである。

 こう言うと生粋のオールドメタラーは嫌がるかもしれないが、ここにあるパンクッ気を否定した時点でこの作品の存在自体無いに等しいということもわかってもらいたい。

 特にパンキッシュという言葉が似合うアグレッションを叩きつけるポール・ディアノの歌唱は後任と比較しても遜色なし。

 むしろ、個人的にはブルースよりポール派だ。時々見せる悲しみを帯びた哀愁も非常に魅力的である。そして、本作はオーラや雰囲気ものだけで終わらない楽曲のよさが特筆すべき点で、音楽性自体もベーシストであるスティーブ・ハリスがリーダーなせいか、ベースサウンドを前面に押し出した音作りというのも当時は珍しかったそうだ。リーダートラックはハードコアパンキッシュに前のめる「PROWLER」。

 続く#2もこれまたパンキッシュながらもドラマティックな「RENMEMBER TOMORROW」(この曲を聴けばポール・ディアノがただの荒々しさだけのボーカリストでないことがわかるはず)、彼らの初期の代表曲のひとつである「RUNNING FREE」、さらにこれぞメイデン節なド名曲「PHANTOM OF THE OPERA」につなぎ、あっという間にラストトラックの名曲「Iron Maiden」へ突き進む。

 中盤からはツインギターの美しさ(それはやはり「TRANSYLVANIA」が極致か)が目立ち、叙情味溢れる美しいリフやメロ、英国産らしいしっとりした湿り気と物悲しい雰囲気。

 それらに絡みつき、あふれ出す攻撃性。そのすべてが愛おしいアーティスティックパンキッシュメタルここに極めり。

 パンクスが始めに聴くべきメタルアルバムは間違いなく本作だと思う。

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 Killers

 

★★★★★★★★★★
  レディング・フェスティバルの数ヶ月後、デビュー始めてのメンバーチェンジが訪れる。 デニス・ストラットン が音楽的相違を理由に脱退、後任者として デイヴ・マーレイ の友人でもある元 URCHIN のギタリスト、 エイドリアン・スミス が迎えられた。

 そして81年にリリースされたのがこの2NDアルバムである本作だ。プロデュースには DEEP PURPLE や RAINBOW 、 WHITE SNAKE 、 BLACK SABBATH などでの仕事によって知られる マーテイン・バーチ (クレジットには マーチン”ヘッドマスター”バーチ とある) を起用

 カエサル暗殺を題材にしたことで知られるインスト・ナンバー 「THE IDES OF MARCH」で幕を空ける本作。

 彼らの最高傑作として名高く、アルバムタイトルのごときキラーな名曲をこれでもくらえといわんばかりに並べているのが恐ろしいところだ。

 パンキッシュハードロックともいえる名曲 「WRATHCHILD」 で駆け抜けたかと思ったら、しっとりと泣きが忍びよったかと思ったら、突然、猛烈にエキサイトする 「MURDERS IN THE RUE MORGUE」、これまたパンキッシュでいてハードロッキンな「ANOTHER LIFE」、人気の高い名インストチューン「GENGHIS KHAN」の美しさよ。

 続くいかにも英国産らしいハードロックチューン「INNOCENT EXILE」を挟みつつ、孤高のダークネスを孕んだ疾走チューンの名曲「KILLERS」、アコースティックギターを駆使した煌くメロディが空を舞う「PRODIGAL SON」、メイデン流スラッシュメタルともいうべきキャッチーなリフで疾走する「PURGATORY」 。へヴィでありながらたまらなく切ない泣きメロをもっているのが素晴らしい。

 そして、ラストトラックの「DRIFTER」のツインギターのむせび泣きによる重厚なドラマティズム。向上したサウンドプロダクションもそうだが、なによりもディアノのボーカルが前作を越えて素晴らしい。

 個人的には表現力もブルースに負けていないと本作を聴いて思うのだが。なにはともあれここに「完璧」なHeavy Metalが存在しているのは間違いないはずだ。

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 The Number of the Beast

 

★★★★★★★★★

 81年にヴォーカルの ポール・ディアノ が脱退。(女性との恋愛関係が原因と言われているが) 

 後任として元 SAMSON に在籍していた ブルース・ディッキンソン (当時は ブルース・ブルース なる名前で活動) が加入する。 そして翌年、82年3月29日に製作されたのがこの3RDフルレンスアルバムだ。

 プロデュースは前作同様、 IRON MAIDEN の片腕、 マーチン・バーチ が携わっている (クレジットには マーチン”ファーマー”バーチ とある)。

 邦題は 「魔力の刻印」
  尚、本作は英国チャートに初登場いきなり1位、続く翌週もトップの座を守ったという。

 ついに長らくバンドの顔として定着することになるブルース・ディッキンソンが加入し、初のお目見えとなるのが本作で、邦題にして「魔力の刻印」である。

 彼は伸びやかなハイトーンを武器とするいかにも80年代ハードロックタイプのボーカリストで、面白みや荒々しさでいったらやはりポール・ディアノをプッシュしたいところだ。

 だが、やはり「NUMBER OF THE BEAST」 や 「HALLOWED BE THY NAME」といったメイデン流ドラマティズムの極めつけともいえる曲はブルースの高音域を乗せたからこそ成しえたというのもうなずける。

 さて、本作は初期と比べると荒々しいパンキッシュなラフネスや衝動性、さらには英国産独特のしっとりした繊細な美性、湿り気は若干後退している。一言で言えば臭みが少なくなったというべきか。

 しかし、メロディに直情的な臭みが無くなったとか、ツインギターが走ってないなんて本作収録の名曲を前にして言えるわけがない充実の出来。

 確かに正直、初期の神がかり的なオーラがメジャー感にとって代われているのが残念ではあるが、ポピュラーミュージックとしての曲の洗練性は今までで群を抜いており、ファンの間で抜群の人気を誇るアルバムというのも断然うなずける。

 ポップな躍動感をもつ「THE PRISONER」 、スリリングかつダイナミックに疾走する「RUN TO THE HILL」 といったメイデン屈指の名曲、さらには代表曲といっていい「NUMBER OF THE BEAST」 や 「HALLOWED BE THY NAME」をそろえてくるあたり、バンドの充実振りは半端ではない。

 それにしてもやはり個人的な趣味を言えばやはりディアノのボーカルの方がいいなあ。 「HALLOWED BE THY NAME」のディアノバージョンをめちゃくちゃ聴いてみたいのはきっと私だけではないはずだ。

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 Piece of Mind

 頭脳改革

 

★★★★★★★★★★
  前作のリリース後、2度目の来日を果たした彼らであるが、ここでまたメンバーチェンジが勃発。

  クライブ・バー が脱退し (ドラッグの問題なども関わっているようだ) 、代わりに STREETWALKER をはじめとしてカナダの パット・トラヴァーズ や、後に ANTHRAX がカヴァーして名をあげたフランスのHEAVY METALバンド TRUST などで活動を続けてきたドラマー、 ニコ・マクブレイン が選ばれた (ちなみに名前の ニコ とは、本名 マイケル・マクブレイン をかつて在籍していたレコード会社の人間が発音し間違えたことに由来するという) 。

 陣営を固めた彼らは83年に4枚目のフルレンス・アルバムをリリース。プロデュースは毎度の マーティン・バーチ 。(クレジットには マーティン”マーヴィン”バーチ と記載。)

 ここにきて近年の彼らに見られるプログレッシブ超大作志向へと向かうのがみてとれる。それは長めな長尺曲、趣味を出しすぎ、やりすぎなこねくりまわし劇的展開からわかる。

 次作が名作とうたわれているせいもあるだろうし、結構世間で言われている通りインパクトの弱い作品というイメージは確かに感じる。それはリーダートラックの掴みが今まで一番弱いということも関係しているのだろう。続く#2もえらいまったりしていてやはりインパクトは弱い(うーん、しかし泣きメロの味わいは深し)。

 そして、タフで男臭い名曲#3をはさみ、#4はやや冗長感を感じてしまう。そして、初期のアグレッションを残した名曲 「THE TROOPER」につないでいく。

 しかし、本作が地味に感じるのは「.STILL LIFE」、「 QUEST FOR FIRE」、「 SUN AND STEEL」の流れのせいであると思う。

 決してこれらは駄曲ではないと思うが、やはりリフのパンチの無さ、メロの臭み、泣きが少ないせいでやっぱりインパクトは薄いというのが正直なところ。

 最後は7分半にも及ぶプログレッシヴな 「TO TAME A LAND」 で締めてくれるがどうにも物足りないというのが終わっての感想か。

 総じて曲のクオリティは水準以上なのだが、名曲とその脇を固める曲の差が激しいのが本作のインパクトを弱めている原因だと思う。

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 Powerslave

 パワースレイヴ

 

★★★★★★★★★

  84年リリースの5THフルレンス。邦題は 「パワー・スレイヴ〜死界の王、オシリスの謎〜」 。プロデュースには マーチン・バーチ 。(クレジットには マーチン”プール・バリー”バーチ とある)

 初期メイデンの生々しいラフさを噛ませ、そこに躍動感溢れる瑞々しいメロディとともに疾走する超名曲「ACES HIGH」で幕を空ける

 本作はつかみはオッケーどころか大気圏を突き抜けて宇宙を飛び出してしまったといったところか。

 前作で目立ったマンネリや停滞感はこの一曲で吹っ飛ばしたといってもいいほど。今でもこの曲を彼らの代表曲にあげる人もいる人気曲であるというのは大いに頷ける。

 続く#2もアッパー感がたまらない疾走チューンだし、近年のポップさにプログレッシブな要素が絡まった#3「LOSFER WORDS(BIG 'ORRA)」、#4「FLASH OF THE BLADE」といった良曲につなぐ。

 「THE DUELLISTS」、「BACK IN THE VILLAGE」、 「POWERSLAVE」とプログレッシブな流れは続き、タイトルチューンでそれは極致を迎える。

 そして、ラストの「RIME OF THE ANCIENT MARINER」でアルバムは締められる 。イギリスの詩人、評論家でもある サミュエル・テイラー・コールリッジ による同名の幻想的な抒情詩をモチーフに スティーヴ・ハリス が作ったこの曲は、何と14分をこえる超大作だ。

 まさにバンドがノリにノッテイル、良好なバンド状態が明確に浮き出ている名盤だ。

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 Somewhere in Time

 

★★★★★★★★★★

  プロデュースは同じく マーチン・バーチ (クレジットには マーチン”マサ”バーチ と記載)。
 尚、本作は全米11位という売り上げを記録した1986
リリースの 6THフルレンスである

 SF風未来世界をテーマにしたコンセプト的な意味合いが強いアルバムで、いかにも大仰な作風を予感させるが、やはりIron Maidenらしさは少しも損なわれていないっていうのがセールスポイントで、Iron Maidenという存在そのものの魅力が強力にアピールされている。

 本作の特徴はこれまでの経験を生かしたリフ、メロディの総合演技、総合技術、そしてIron Maiden流フリースタイル。

 さらにはエイドリアン・スミスとスティーブ・ハリスのガチンコ作曲対決が見ものでそれがリフに切れ味を、メロディに味わいを、そしてそれらが曲として高水準にまとめあげられ、適度な緊張感をキープしているのはもはや伝統芸ともいうべき職人技である。

 スティーブ・ハリスは相変わらず趣味を前面に押し出したエゴプログレッシブな技巧を凝らした曲を作り上げている。

 リーダートラックで長尺ながらも抜群の掴みを誇る「CAUGHT SOMEWHERE IN TIME」 、 ジャーマンメタル的な臭みを持つポップでキャッチー、長尺曲なのに全然だれない名曲「HEAVEN CAN WAIT」 、ギターソロが美しい 「THE LONELONESS OF THE DISTANCE RUNNER」 、 「HALLOWED BE THY NAME」に通ずるドラマ性と哀愁をもったラストの8分を越える大作「ALEXANDER THE GREAT」 などの緊迫感のある大作を披露。

 やはりこのころのスティーブ・ハリスの曲作りのセンスは際立っているなと感慨深い。

 そして、エイドリアン・スミスの方はというとハリスよりはコンパクトに曲をまとめ、キャッチーかつストロングにまとめあげているというべきか。

 リフがかっこよすぎる「SHE OF MADNESS」、ポップに躍動する「WASTED YEARS」 、 メロディアスかつハードロッキンな「STRANGER IN A STRANGE LAND」といった天を駆けるようなメロ使いは絶妙である。

 なんかこの両者の関係は曲の性質とは関係ないけど、Helloweenのカイ・ハンセン(元だけど)とマイケル・キスクに似ているななんて思ってみたりもして。

 それにしても7曲目の「DEJA VU」は最近の彼らにとっては非常に皮肉な曲名である。こうしてメジャーでポピュラリティを備えた完璧なIron Maiden節がここで完成するのであった。

 全曲名曲のアルバムは無いの?と聞かれたら迷わず本作を薦めるであろう奇跡の名盤である。

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 Seventh Son of a Seventh Son

 第七の予言

 

★★★★★★★★★
  88年、7枚目のフルレンスをリリース。邦題は 「第七の予言」 。プロデュースに マーティン・バーチ が起用される

 アルバムタイトルは、そのまま 「 "7番目の我が子" = "7THアルバム" 」 という意味や 「幸運な息子」 というラッキー・セブンの意味もあるという。

 また一説では聖書的な意図もそこには関っているとも言われており、様々な意味合いが含まれているそうだ。

 未来透視の出来る実在の超能力者 ドリス・ストークス なる者の死に対し、「自身の死も予知していたのだろうか?」という スティーヴ の疑問と好奇心をもとにアルバム・コンセプトは作られており、「七番目の息子」 、悪魔との関わり合いによる悲劇の物語がこのアルバムのコンセプトである。

 本作は彼らの作品中最もポップだと批判さえでた作品であるが、とんでもない。あくまでも作風自体は前作の延長線上。プログレッシブなコンセプトアルバムでありながら、わかりやすくコマーシャルに、よりキャッチーに楽曲をまとめあげているのだから、この頃のバンドの充実ぶりには恐ろしいものを感じる。

 幻想的なオープニングからドラマティックに疾走するリーダートラック「MOON CHUILD」 (なんとも彼等らしい曲名だ)に始まり、、メロディアスに躍動する「THE EVIL THAT MEN DO」、 切なげに盛り上がる「THE CLAIRVOYANT」 、キャッチーなリフメロをもつ 「ONLY THE GOOD DIE YOUNG」 など名曲の宝庫。

 さらにはIron Maiden史上最高に明るくキャッチーであるとされるBon Jovi的なハードポップ「CAN I PLAY WITH MADNESS」 といった新基軸的なことまでそつなくこなしているし、タイトル曲の「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」も10分にわたる長尺ながら、最後まで聴かせる緻密な構成力はさすがだ。

 シンセサイズド・ギターや、キーボードによるモダンなアレンジやクリアで整合感溢れるサウンドプロダクションも本作がメロウでポップな印象を受けるゆえんか。

 いわゆる英国的ダークネスはほとんど影を潜めてしまったが、これだけの良曲をそろえ、スリルとメジャー感をキープしている本作はバンドの好調ぶりを大いに感じさせる傑作だ。

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 No Prayer for the Dying

 

★★★★★★★★★★

 前作のアルバムをリリースしたのち、バンドはいきなり二年間という長いオフに入る。

 しかし、ソロ活動などに精をだしていたエイドリアンはついに90年初頭に正式に脱退を表明。バンドには後任として、NWOBHM期には WHITE SPILTS で活動し、その後 GILLAN や FISH 、 ポール・ディアノ のバンドなどでセッション・ミュージシャン的な活動を続けていた ヤニック・ガーズ を迎える。 (おそらくは ディッキンソン のソロアルバムに参加したのがきっかけ)  

 そして、90年代を迎えて出されたのが90年10月発表の8枚目のフルレンスである本作であった。

 今回もプロデュースしているのは、やはり マーティン・バーチ 。(クレジットには マーティン"ザ・ビショップ"バーチ と記載。)

 抜群のアレンジで豪華絢爛で煌びやかなIron Maiden節を披露して見せた前作。

 本作ではその大仰だった装飾を若干抑え、シンプルかつ生々しいスタイルとなっている。

 ギタリストが変わったせいもあるのか、全体的にコマーシャルな80年代ハードロック(ポップ)の質感が強い。

 さらには楽曲もこれまでの大作志向からコンパクト化の影響が強いのが特徴的だ。リーダートラックのポップに疾走する「TAILGUNNER」でアルバムは幕を開けるが、やはりなにかが違う。なんというかストレートにハートに響いてこないというか。

 AC/DC的ポップなリフを持つ「HOLY SMOKE」、哀愁バラード「NO PLAYER FOR THE DYING」、「FATES WARNING」。ツインギターが絡む「RUN SILENT RUN DEEP」も中々だし、ポップでキャッチーでいてラフな「HOOKS IN YOU」、キャッチーな歌メロがさえる「BRING YOUR DAUGHTER....TO THE SLAUGHTER」。

 そして、作中最も欧州的美性が強いラストトラック「MOTHER RUSSIA 」でアルバムは終わる。

 といったように収録されている曲自体は決して悪くないのだが、どうも突き抜けに欠けるというのが正直なところ。

 それは彼等が最大の武器としている英国産独特の叙情性を押し退けて、アメリカンなライトキャッチーさが蔓延しているためか、薄っぺらく感じてしまうのが原因であるとも思う。

 曲が短いというのは個人的に大歓迎なのだが、曲に組み込まれたリフやメロの機能性も同時に削いでしまっている気がしてならない。

 結論としては悪くは無いが、それなり、小粒、こじんまり。トータルでそういった印象を受けてしまうのが否めない。

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 Fear of the Dark

 

★★★★★★★★★★

 92年、通算で9枚目となるこのフルレンス・アルバムがリリースされる。

 プロデュースは今回も同様 マーティン・バーチ (クレジットには マーティン"ザ・ジャグラー"バーチ と記載されている)今回は更に Co-Producerとして スティーヴ・ハリス の名前も見られる。

 これは スティーヴ の自宅に新しく作られたスタジオで録音し、サウンドメイク時にも常に立ち会っていたかららしい

  ちなみに本作からジャケット・スリーヴのイラストが、 デレク・リッグス から メルヴィン・グラント になる

 ブルース・ディッキンソンいわく「 "NUMBER OF THE BEAST" に匹敵する名盤」 と語らせるほど。

 往年の勢いを取り戻したかのような疾走パワーメタルチューン「BE QUICK OR BE DEAD」で幕を空ける本作はファンの間で90年代のアルバム中、最も人気の高いアルバムである。

 これ以降本作を上回る作品を作り出せていないことを考えると、悲しいながらも最後のピークとも呼べる時期が本作だったのであろう。

 それほどまでに楽曲の充実度、テンションの高さ、暑苦しいアグレッションに溢れているのだ。リーダートラックに続き、そのテンションをキープする「FROM HERE TO ETERNITY」。そして、Iron Maiden節というかスティーブ節の大作「AFRAID TO SHOOT STRANGERS」へ。

 この頃はまだ長尺曲を聴かせる構成力は健在である。#4はぶっちゃけ捨て曲。勇壮かつパワフルに疾走する「CHILDHOOD'S END」 、ダークな「WASTING LOVE」、心地よい疾走感をもつ「THE FUGITIVE」 、捨て曲気味な「CHAINS OF MISERY」、「THE APPARITION」。ドラマティックながらもコンパクトな「JUDAS BE MY GUIDE」から、シンプルなリフをもつロックンロール調の長尺曲「WEEKEND WARRIOR」へ。

 そして、ラストを飾るのは名曲「FEAR OF THE DARK」。

 収録されている曲自体はなにげにムラが目立つ。しかし、高いテンションのおかげでそれなりにごまかすことに成功している(笑)。

 しかし、その「勢い」こそがむしろ重要でそれこそがこれ以降失われてしまった彼等の大事な要素であったと思う。

 結論的に恐らく収録曲の充実度で考えれば90年代最高の一枚であろう。

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 The X Factor

 

★★★★★★★★★★

 ここにきて ブルース・ディッキンソン が脱退。音楽的相違が原因とされているものの、やはりソロ活動に心が向いてしまったともされている。

 バンド解散をも決心したという スティーヴ であるが、 デイヴ の 「 スティーヴ がいる限り IRON MAIDEN は続く」 という言葉に応じ、新たにヴォーカリストを迎えることになる。

 そこで ディッキンソン の後任となったのが、元 WOLFSBANE の ブレイズ・ベイリー 。

 そして95年、10THフルレンスともなる本作をリリースする。

 プロデュースには マーティン・バーチ が引退してしまったため、かつて過去の作品ではエンジニアとしても仕事をしたことのある ナイジェル・グリーン を起用、前回同様 スティーヴ・ハリス も共同作業している。

 アルバム・アートワークには RUSH 、 WHITESNAKE 、 AEROSMITH のデザイナーで知られる ヒュー・サイム が選ばれる

 ファンにはすこぶる評判が悪いが、スティーブ・ハリス大先生が大のお気に入りであるアルバムが本作だ。

 そして、史上最大の問題作。その要因はなんだろうか。一番の原因はまさに新加入のボーカリスト、ブレイズ・ベイリーのだめっぷりだろう。

 いや個人的には世間で言われているほどひどいとは思わなかった。ならばなぜダメなのか?要するに良くも悪くも普通のボーカリストなんだよね、この人は。

 それなりの歌唱はできるけど、それ以上は無理というパワー不足がいけないのであろう。

 しかも、バンドの音楽性が彼の個性を劣化させ、さらにひどさを倍増させてしまった、ある意味不幸なボーカリストとも言える。簡単に言ってしまえば今までの彼らが作ってきた名曲に彼は根本的に合わない人種なのだ。

 しかし、本作のとっつき悪さはそのボーカルの悪さだけではない。スティーブ・ハリス大先生のプログレッシブエゴが爆発しているのだ。

 なんせリーダートラックから11分を越えるというスティーブ色があまりにも強い内容。さらには全体的に大作で埋め尽くすというリーダーやりたい放題なアルバムに仕上がっている。

 そのためか巨大な迷路に迷い込んでしまったかのような不明瞭さ、わかりにくさ、一聴して伝わるインパクトの無さを感じてしまうのもいた仕方ない。

 確かにそれなりに聞き込めばこのリフいいかな、このメロいいかなと思える部分はある。

 しかし、それが上手く楽曲に機能しているかって言ったらそれは微妙なところで、ぶっちゃけ曲の面白みが薄れているとしか思えないのが正直なところ。

 変にプログレッシヴ、変に練りこまれている分、冗長さを直に感じてしまうのが残念だ。

 それにしてもブレイズのボーカルは疾走チューンだと更にひどいということを発見しました。合掌。

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 Virtual XI

 

★★★★★★★★★★
 

  98年3月にはフルレンス作品をリリース。アルバム・タイトルは通算11枚目ということで、サッカーのイレブンとのひっかけから 「VIRTUAL ELEVEN」 と名付けられた。

 プロデュースは前作同様に ナイジェル・グリーン 。ちなみにアルバム・アートワークを手がけたのは メルヴィン・グラント

 前作と比較すると楽曲はコンパクトでわかりやすくなり、若干初期〜中期の原点回帰アプローチをみせている。

 それに最近のスティーヴ・ハリス大先生のダークなプログレッシッヴ要素を噛ませるという手法に出ているのが特徴的だろうか。

 まあそれはともかくブレイズのボーカルは相変わらずひどく、歌唱力の向上はもはや望めない印象(そりゃ新人じゃないから無理だよな)。

 しかし、前作以上に気合が入り、声を張り上げている印象があるので前作と比べればマシになったとは思う(もちろん、慣れの方が大きいんだろうな)。

 とはいえアルバムが先に進めば進むほどブレイズの歌唱がひどくなっていくのがなんともはや。この人は歌唱パターンがせいぜい1、2通りな上、悪い意味で枯れた声質がまずい。個人的に芝居ができないジェロ・ビアフラって感じがするひどさ。

 やはりあまりにも世間で叩かれてるもんだから当サイトでは少しは擁護してやろうかななんて思ったりもしたが、やはり彼は根本的に歌い手としての魅力がないんだよなあ、残念ながら。

 そして、安っぽいキーボードアレンジなどサウンドプロダクションが粗くて「痛い」のがなんともきつい。

 しかし、結局なにがいけないかって曲が微妙であるということ。これはブレイズだけのせいだけというわけでなく、前作によって離れたファンに対する「昔のような曲もやるけどプログレッシヴな曲もやらせてくれよ」っていうスティーヴ・ハリス大先生の心の声が聞こえてきそうな作風。

 そのような迷いとあせりが作品そのものを曇らしたということに他ならないと思う。ちなみにジャケットアートもすこぶる評判が悪くて有名。

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 Brave New World

 ブレイヴ・ニュー・ワールド

 

★★★★★★★★★★

 1999年、ブルース・ディッキンソン が復活することになる。

 しかも、ギターには黄金期を支えたエイドリアン・スミス までも復活し加わる。

 結果バンドはトリプルギターを擁する6人編成へ。プロデュースはケヴィン・シャーリー

 プロデュースにケヴィン・シャーリーを再び起用し、前2作で難点であったお粗末なサウンドプロダクションを克服、さらにはブルースの復活による原点回帰的アルバムが本作だ。

 恐らくというか間違いなく99%のファンがブルースの復帰を待っていたであろう。そのため、本作の評価はファンの間で甘口に見られるんだろうな、と。

 作風自体はブルース脱退前の「FEAR OF THE DARK」に最も近いもので、兄弟、従兄弟といってもいい似通ったサウンドである。さらには往年のファンがこれを待っていた!と鼻息荒らして喜びそうなメイデン節を披露している。

 確かに楽曲のクオリティ、さらにはボーカルの歌唱力で前、前々作とは比べ物にならないであろう充実振りをみせている。

 ただ、問題なのはこのころからというか、ちょっと前から現われ始めているデジャヴ現象。

 どっかで聴いたリフ、どっかで聴いたメロ。自身の焼き直しがここらから深刻化しているのが問題である。

 思えばIron Maidenは初期〜中期にかけて作り出した名盤において、Iron Maidenらしさを残しつつ(これが重要!)、「常に新しいことに挑戦してきた」 。

 それは「 SOMEWHERE IN TIME」しかり、「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」しかり。その頃は本当に前しか向かず、焼きなおしに頼らない良質な楽曲を作り上げてきた伝統芸や職人技があった。

 しかし、本作ではその伝統芸に頼りすぎになり、作り上げたものは「別にこのアルバムじゃなくても」というマンネリ感を促進させるには十分なものだった。

 特に聴きこめば聴きこむほど、味わいや深みをなくしていく楽曲にそれは最も現われている。

 結果、即効性はあっても薄っぺらく、味気ないものと感じてしまう。

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 Dance of Death

 死の舞踏 (CCCD)

 

★★★★★★★★★
 本作は2003年にリリースされた13THアルバム プロデュースはスティーヴ・ハリスとケヴィン・シャーリー

 最近のポップミュージック寄りなキャッチーな流れを受け継ぎつつ、中期の作品からのリフ、メロをもう一回散りばめた。

 そんな印象を受ける。そう本作で焼き直しの極致をバンドは迎えてしまっているのが非常に残念である。

 まず1STシングルカットというリーダートラックのあまりの弱さがいけない。だいたいからして総じて楽曲の求心力が低く、ついにバンドの停滞期にはいっていることを物語ってくれている。

 しかも全盛期の焼き直しを図っているのにも関わらず、リフの弱さ、メロの弱さからなる曲の弱さはどうしたことだろうか。

 この曲もあの曲も長い割には見せ場なく終わっていくさまは聴いていて悲しくなってくる。

 全体的にブルースのボーカルの勢いでごまかされている感が強く、結局はマンネリにつぐマンネリに彩られたマンネリアルバム。要は曲としての機能美を追い求めず、停滞を省みず、プログレッシヴなこねくり回しに意固地になりすぎたのが原因か。

 そもそももうプログレッシヴと呼ぶのもおこがましい気もしないでもないが。

 しかもこんなぬるいものを手放しで褒めようとする妄信的な人たちのおかげでもっとバンドがダメになっちゃうよ。

 おまけにコピーコントロールCD、こりゃだめだ褒めるとこなし。

 そう勇気を持って私は言うさ。ぶっちゃけダメです、このアルバム。

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 A Matter of Life and Death

 ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス?戦記

 ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス~戦記-リミテッド・エディション(DVD付)

 

★★★★★★★★★★
 2006年リリースの14THフルレンス プロデュースはスティーヴ・ハリスとケヴィン・シャーリー

 前作「Dance Of Death」から3年ぶりとなる新作がお目見えだ。

 食らえBurrn!メタラー共!!!ってことでついに大御所中の大御所、われらがIron Maidenのニューアルバムがついにドロップされました。

 あまりにひどかった過去の焼き直しに過ぎない前作と比べると、うん、やはりベテランらしいというか、この安定したそつのない楽曲のクオリティはさすがだなとは思う。

 特にメロディのキャッチーさは全盛期を少しは彷彿させる。全体的に曲が6分以上の長尺曲が多く、またもやスティーブ・ハリス先生の趣味がでまくった超絶プログレッシブ大作志向を貫いている。

 全編にわたって自身の焼き直しともいえるリフやメロディも忍ばせ、今までのファンも大いにデジャヴを味わえる超大作だ!(もちろん皮肉)。

 もうアルバム前半でお腹一杯になる詰め込みプログレッシブな満腹感はパンクスにややきついものがある。

 ただ、曲の良さでいえば前作を遥かに凌駕するのも間違いないと思う。

 近未来的なプロモーションビデオが印象的だった(雰囲気的にはターミネーター2やマイノリティリポートみたいなノリか?)

 中期のアルバム収録曲を思わせるコマーシャルかつポップでキャッチーに疾走するリーダートラックに始まり(こりゃプロモーションに最適な曲だよな)、3分当たりから入る劇的なメロディが印象的なミドルチューン#2、#3は過去の焼き直しで4分あたりから入るテンポの切り替えしは初期っぽい。この曲あんまりたいしたことないくせに8分以上もあるよ...。正直、だるいっす。

 Amorphisを彷彿させるメロディをもつミドル〜アップチューン#4,なんかだるいミドルチューン#5は6分あたりに見せ場を感じたけど、そこまで長っ!!スロー〜ミドルに味わい深く攻める#6,ダークでメロウなイントロからなだれ込むミドルチューン#7,これまた7分以上なり。

 日本のメタルゴッド伊藤正則さんお気に入りの、これでもかっていうくらいこってりメイデンな#8、一分後半からスパークする#9,最後の#10はアコースティックに締めて終わりと。

 うーん、ようするに全編にわたってバンド自身というかスティーブ・ハリス大先生の脳内に残っているリフやメロを総動員して作った壮大な焼き直しなんだよね。

 とっつきのいい速い曲がせいぜい#1くらいしかないうえ、それならリフとメロディが命のアイアンメイデン節ミドルチューンはどうか。しかしというかやはりというか、全盛期のそれとは遠く及ばずというのが悲しいところ。

 というかこれを前にしてIron Maidenは常に新しいことをやっているみたいな(メンバーのデイブ・マーレイは新作はメイデンのアルバムに聴こえないとインタビューで言ってたがそりゃ冗談だろ!)ことを言い出すメイデン信者の人はいったいどういう気持ちでこのアルバムを聴いたんだろうか。

 「焼き直し」でいいんだ!っていうのなら構わない。 でも、どう考えても#1以降みんな同じ曲に聴こえて仕方が無い。

 そういわれても何もいえない作品だ。しかし、なんだかんだいったって70分以上にわたる長い作品を聴きとおしてしまったもんだから、曲がダメすぎた前作と比べればそう悪くないとも言える。

 もちろん、どう考えたって全盛期の中毒性はないし、並のバンドでないはずだった彼らにしてはこの程度じゃないだろといえるレベルのこの作品を手放しで褒めてしまったら、彼らにもはや未来はない。

 まあむしろ前作で終わってるんだけどね。是非こんな戯言を吹っ飛ばす作品を作ってもらいたいものだが。

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ライブアルバム

 Live After Death

 

★★★★★★★★★★

 「POWERSLAVE」 アルバムリリース後、84年8月からおこなわれた 「ワールド・スレイヴリー・ツアー」 は、その巨大ステージが話題となる。

 このツアーの模様は、ロンドンの ハマースミス・オデオン とL.A.の ロングビーチ・アリーナ の二カ所で録音され、二枚組アルバムとしてビデオとともにリリースされる。

 よって本作は IRON MAIDEN 初の2枚組ライブアルバムとなる。邦題は 「死霊復活」 。

 代表曲がずらりと並び、初心者入門用にもおすすめ。

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 A Real Live One

 

★★★★★★★★★★
 「FEAR OF THE DARK」 アルバムのツアーからとった音源を2つに分割。

 92年内に二枚のライブ・アルバムとしてリリースすることになる。

  ちなみに本作は次作ライブアルバム 「A REAL DEAD ONE」 と対をなす形でリリース、80年代後期作品からの比較的新しめの曲を収録している

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 A Real Dead One

 

★★★★★★★★★★
 「A REAL LIVE ONE」 と対をなす形で、半年も間を置かずに出されたライブ・アルバム。

 意図的に初期作からのセレクトを中心。

 よって往年のファンには喜ばしいライブアルバムとなっている。

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 Live at Donington

 

★★★★★★★★★★
 MONSTERS OF ROCK 第13回目の92年8月22日の開催時のものから音源をとっている。

 本作はこのときのショウの模様をほぼノーカットで収録するという涙ものの内容となっている。

 最後には エイドリアン・スミス もゲスト参加するというサービスもあり。

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Live At Rio

 

★★★★★★★★★★
 2001年1月19日、「ブレイヴ・ニュー・ワールド・ツアー」のクライマックスとしてリオデジャネイロで行われたライヴの模様を収録したライブアルバム 

 ブラジル・リオの巨大サッカー場(収容人員20万以上)で開催された2日間にわたる大ロック・イベント“Rock in Rio”(7日間で150万人を動員)から

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ベストアルバム

BEST OF THE BEAST

 

★★★★★★★★★★
 バンド20周年記念の96年リリースのベストアルバム。

 しかし実際には20周年ではなく、21年目に入ってしまっていた。

 これは彼らにとっては初のオフィシャルでのベスト盤である。

 ちなみ「VIRUS」 は本ベスト盤用に書き下ろされたもので、後にシングルカットされた。

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