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アーティスト

 Manowar

 ブラックサバスのクルーをしていたJoey DeMaio(b)と元DictatorsのRoss The Boss(g)が出会った事によりこの偉大なるバンドの伝説が始まる

 その次の年にEric Adams(vo)とDonnie Hamzik(ds)が加入し結成される

 バンド名の由来は軍艦、戦場の漢を意味する「Man Of War」である

 「Death To False Metal」(偽メタルに死を!)のスローガンを掲げ「闘い」と「漢」を永遠のテーマとする

 Liberty Recordsとの契約を自らの血でサインするなど数々の伝説を残す

 私が一番好きなジョーイの名言は「ポップス?ああ、あれはゴミだな」

本国、日本では著しく評価が低く、神話をとりあげた曲が多いことからヨーロッパに偏った人気を誇る

Manowarに漢を感じた方は彼らのアルバムを手に取り、信者悲願の来日公演を再び実現させましょう

 ちなみにManowar総合情報サイト

 「マノウォーなび

というサイトさんがあるので興味のある方は是非!

 

フルレンス

   アルバム              個人的満足度                    
  ★★★★★★★★★★
 

 Manowarというバンドは世界一の馬鹿だ。なんのって?そりゃ世界一のメタル馬鹿ということだ!だから信者も多いのである。

 その行き過ぎたキャラクターからネタとして語られることも多いが、ネタだけで終わるちゃちなバンドではありゃしないのだ。

 もちろん、前述した馬鹿というのはもちろん、世間一般では天才とも呼ばれる、良い方の馬鹿というわけで、本人にはちゃんと「侍」と言おう!

 というか彼らのアルバムを聴いていると、本当に前世は「侍」だったんじゃないか?と妙に納得してしまう説得力があるから不思議である。

 さて、本作は記念すべき1STフルレンス。この頃はストレートなロックンロール色が色濃く、ストレートなヘヴィメタルとは言いがたいし、サウンドプロダクションもお粗末だ。

 しかし、それがどうした!(この言葉が堂々といえるバンドは数少ない)とエリックが気でもちがったようにハイトーンを響かせ、Joeyのぶっといベースもこの頃から健在だ。

 もちろん、バンドの黄金期を支えたRossのギタープレイも忘れちゃいけない。ハーレーのエンジン音で始まり、「漢汁」という名のガソリンを撒き散らす#1「DEATH TONE」 に始まる。

 続く#2「METAL DAZE 」はサビがシングアロングを誘う高熱メタルチューン。#3「FAST TAKER 」は彼らのロックンロールとしてのかっこよさの極致ではないだろうか。Ericのとち狂った歌唱はOh My God必至だ。

 #4「SHELL SHOCK 」はあまり人気がないミドルチューン。確かに一番テンションの低い曲だから仕方がないのかもしれない。

 よく言えば渋い、悪く言えば地味かな。途中のギターソロは中々かっこいいのだが、Ericがやや大人しい気がする。

 我等が軍神Manowar自身について歌った#5「MANOWAR」のば..いやかっこよさにはガクガク、ぶるぶると震えるばかりだ。

 ちなみにアルバム収録曲の中でこれが一番パンキッシュでとっつきやすいかも。シングアロング必至のサビをもつ名曲だ。まさにライブでは絶対やってほしい曲のひとつだろう。

 #6「DARK AVENGER(with narration by Orson Wells)」は、ダークで渋いイントロから始まる長尺曲。Ericの感情豊かな歌唱が聴き所のドラマ性あふれるナンバーだ。

 #7「WILLIAM'S TALE 」はJoeyの光速ベースによるソロ。あほみたいな速さで開いた口がふさがない。間違ってもこれを運動会で流したらいけない。下手すりゃ死人が出るぞ(笑)!

 そして、タイトル曲である#8「BATTLE HYMNS 」はManowarでおなじみの美しきパワーバラードで、文句なしアルバム中最高の名曲である。

 彼らの荒々しい原点ながらも魅力満載のアルバムである。

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 Into Glory Ride

 

★★★★★★★★★★
 

 本作よりドラムスがScott Columbus(ds)に交代。ここに黄金時代を築き上げた4人組が固まる。その陣営で製作された2NDフルレンス

  リーダートラックである#1「WARLORD」はManowar曲中、1,2位を争うほど下品な始まり方をする曲。比較的軽快でキャッチーでシンプルなロックンロールだが、あまりは人気はないようである。

 続く#2「SECRET OF STEEL」は欧州的繊細さと湿り気を持ったダークなメロディが特徴的な名曲。彼らの極端な部分を抽出した劇作である。

 #3「GLOVES OF METAL」もダークなスローナンバー。「SECRET OF STEEL」ほどメロディアスではないが、途中のギターソロは秀逸。

 #4「GATES OF VALHALLA 」はJoeyの8弦ベースのアルペジオから始まる6分を越える長尺曲。Scottの戦士を鼓舞するごときけたたましいドラミングやEricの伸びやかな歌唱が楽しめる名曲。

 #5「HATRED」は、The Manowar Wayの管理人様いわく100万人に一人しか良さがわからないという曲。

 しかし、Manowar初心者の皆様、ご安心を。そんなにクセが強くないですよ、ほんとに。

 基本はミドルテンポのロックンロールだが、4分後半に飛び出す物悲しいメロディが聴き手の心に穴を開ける名曲だ。吼えまくるEricの歌唱もグレイト。

 #6「REVELATION(Death's Angel) 」はズンダカ、ズンダカと跳ねるリズムが特徴的なメロディアスなナンバー。インパクトこそ弱いが中々の良曲だ。なにせ死の天使ですから。

 ラストトラック#7「MARCH FOR REVENGE(By The Soldiers Of Death) 」は彼らの代表曲のひとつで、Scottの心地よいドラミングに引っ張られて始まる8分を越える大作。

 さらにJoeyのアルペジオパート、Ericの表現力、Rossのギタープレイ全てが一体となった作中で最もバンドカラーが出ている名曲だ。

 本作はファンの間ではあまり評判は良くないようだ。

 一番の原因はやはり1STより音が悪いんじゃないか?と思えるほどのしょぼいサウンドプロダクションが原因のひとつであると思う。

 しかも、「駄作」とまでいわれることもあるようだ。確かに他の名盤に比べると曲も長いし、わかりやすいキャッチーさもない。

 だが、決して駄作ではないと思う。

 たとえばメロディアスでドラマティックなManowar流Iron Maidenともいうべき#2やEricのギタープレイが光る#3、#4のJoeyの8弦ベースのアルペジオ

 #5のEricのイッチャッタ歌唱、ラストトラックの劇的展開というように意外に聴き所は多い。

 大作志向の曲が多く、アップテンポのナンバーが#1と#2(こちらは中々良曲)しかないというとっつきの悪さはあるものの、力作であるということは間違いない。

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 Hail to England

 

★★★★★★★★★★
  3RDフルレンス

 ヨーロッパへのファンに向けたアルバムタイトルにいかに本国で辛酸をなめているかわかる。

 作風としては前作の延長線上にある大作志向が色濃い。

 リーダートラックのマッチョミドルチューン「BLOOD OF MY ENEMIES 」という曲名から天空を突き抜け、とてつもないオーラを放っているやばいアルバム。

 続く#2の「EACH DAWN I DIE 」はシンプルなリフがまとわりつくミドルチューン。アーハーという途中のEricの歌唱がもはや神の域のテンション。

 #3「KILL WITH POWER 」はScottがバイクにエンジンをかけるがごとくのドラミングで幕を空けるスピードメタルチューン。これがライブで映えないわけが無い人気曲だ。サビでのDie!Die!はライブでお決まり。

 #4「HAIL TO ENGLAND」は死地に赴く戦士のごとく勇壮なメロディと漢臭いコーラスが特徴的のミドルチューン。サビが頭から中々離れない秀曲。

 #5「ARMY OF THE IMMORTALS 」は攻撃的かつシンプルでキャッチーなリフを持つミドルチューン。

 #6「BLACK ARROWS 」はジョーイのベースソロ。はっきり言って変態。一分ちょいからクラシカルなプレイも見られる。さすがギターのピッキングより速いといわれるジョーイのベースプレイで、奇妙なディストーションが聴き手の頭をおかしくすること必至である。

 #7「BRIDGE OF DEATH 」は8弦ベースを使用したジョーイのベースプレイから始まる8分以上に及ぶ大作。胸をかきむしるがごとくの哀切なメロディとEricのムードたっぷりの歌唱が聴き所のラストにふさわしい名曲だ。

 比較的コンパクトにまとめた高熱メタルチューンと大作志向の長尺曲のバランスが良く、最後まで聴き通せる名盤の名に恥じぬ楽曲の充実振りが最高だ。

 ライブの定番曲#3やサビが頭から離れないタイトルチューン#4,#6のJoeyのやばすぎるベースソロ。

 大作#7と最初から最後までぬるい場面はなし。彼らの最高傑作とも言われることも多い名盤!

 まあ、確かにやや前作のやぼったさを継承してしまったぬるい部分もあるかもしれないが、そんなもんクソくらえだ。Manowarはかっこいい。それだけで十分である。

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  ★★★★★★★★★★
 

 4THフルレンス

 リーダートラックである#1「All Men Play On 10」は10Recordsへの忠誠と、「ボリュームを10にしろ!」という意味がこめられたミドルチューン。Ericの歌いまわしがかっこいい。,

 #2「Animals」がアップテンポに攻めるガツガツしたメタリックロックンロールナンバー。漢臭いコーラスとEricの高熱な雄叫びがクールすぎる。

 #3「Thor(The Powerhead) 」が雷神トールを題材にしたメタルチューン。サビで地響き合唱コーラスを見せる重厚すぎる曲。

 #4「Mountains」はJoeyのベースアルペジオで始まる荘厳な曲で、前作が好きな方なら間違いなく気に入るであろう美しい名曲だ。途中のJoeyのベースプレイは彼にしかできないし、思いつかない職人技である。

 タイトル曲である#5「Sign Of The Hammer」はファンの間ではものすごく人気がある名曲で、緊迫感漂う重厚なメタルチューン。この瞬間彼らには神が降りた...。

 #6「The Oath#」はJoeyのクラシカルなベースイントロから始まる前のめりに突っ走るメタルチューン。Rossのギターソロや跳ね回るEricの歌唱がこの上なくクールな名曲だ。

 #7「Thunderpick」はJoeyのベースソロ。クラシカルで流麗、それでいてムードに溢れる彼ならではというか彼以外にはできないプレイだ。

 ラストの#8「Guyana(Cult Of The Damned)」はIrom Maiden風超劇的大作。冒頭のJoeyのベースプレイから奏でられるメロディは非常に美しい。地響きのようなScottのドラミング、Ericの切なさを誘う歌唱が印象的な超名曲である。

 アルバム収録曲の完成度で言えば恐らく最高傑作といわれてもおかしくない。

 前作「Hail To England 」のこってりした美性を受け継ぎつつ、1ST「Battle Hymns」のロケンローアグレッションをぶち込んだ神盤である。

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 Fighting the World

 

★★★★★★★★★
  5THフルレンス

 本作よりケン・ケリーがジャケットのアートワークを担当するようになった。もうアートワークを見れば一目瞭然だが、Kissなどを手がけた人である。

 リーダートラックである#1「Fighting The World 」はシングアロングなサビをもつキャッチーなミドルチューン。続く#2「Blow Your Speakers」もキャッチーなミドルチューン。

 #3「Carry On 」はManowarにとっては異色作ともいえるポップでファニーな曲。

 アリーナロックに近いともいえる彼ららしくない曲だが、私が大のお気に入りで名曲だ。終盤のサビの連呼には熱にうなされたかのような感覚に陥ってしまう。

 #4「Violence And Bloodshed 」から硬派なManowarらしい曲調に戻る。サイレンと破壊音から始まり、不穏な空気が漂う。Ericの絶叫が木霊する良曲だ。

 #5「Defender」はOrson Wellsのナレーションがほとんどの曲。声が渋すぎる。というかそれを通り越して怖い。

 #6「Drums Of Doom」は次の「Holy War」へ繋がるイントロダクション。たくさんの馬が駆けていく。

 #7「Holy War」は曲名だけ見るとMegadethを思い出すが、まったくの別物。Holy War!と叫ぶコーラスはクールだ。

 #8「Master Of Revenge 」はまたもやイントロダクション。Ericの絶叫が深遠なる世界へと誘う。

 ラストの#9「Black Wind,Fire And Steel」は疾走チューンで「私は黒い風と炎と鋼鉄から生まれた」というManowar節が響き渡る。

 イントロのJoeyのベースプレイはやばすぎ。ジャーマンメタル的臭みと疾走感も心地よい代表曲であり、名曲だ。

 個人的には次回作「Kings Of Metal」への流れの途中にあるアルバムだと思う。

 アメリカのマーケットを意識したかどうか知らないが、ポップでメジャー感溢れるコマーシャナルな作風の為、ファンのみならず賛否両論あるアルバムだとは思う。

 ただ、この作品があったおかげで「「Carry On」のような名曲が生まれたというのも事実である。

 どうもインパクトがありすぎる傑作二つの間に挟まれているせいか、印象に残りにくいかもしれない。

 しかし、隠れた傑作であるのは間違いない。

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 Kings of Metal

 

★★★★★★★★★★
  6THフルレンス

 ハーレーのエンジン音から突進するメタリックロックンロール#1「Wheels Of Fire 」に始まり、ちゃちなスラッシュメタルバンドをこの曲で吹っ飛ばす。「Wheels Of Fire!」と叫ぶサビはマジ半端ねえクールさだ。

 続く#2「Kings Of Metal 」はあえてというか彼らの代表曲といいたい。他のバンドは演るのだが、Manowarは殺るのだ!の超絶歌詞で有名すぎるメタリックロケンローな名曲。

 #3「Heart Of Steel」はピアノで彩られた美しいバラード。だけど、いきなり口走る言葉は「Wheels Of Fire 」。すごく素敵だ。

 #4「Sting Of The Bumblebee 」はJoeyの光速ベースソロで、曲は「熊ん蜂の飛行」である。一体どういう指をしているんだろうかJoeyは?

 #5「The Crown And The Ring(Lament Of The Kings)」は荘厳なオルガンから始まる、彼ららしい大仰大合唱バラード。

 #6「Kingdom Come」はEricの歌唱に救われた感がある。

 それに続く#7「Pleasure Slave」は下品な声と高笑いが響き渡るお下劣メタルチューン。やや中だるみを感じさせる。

 #8「Hail And Kill」はライブの定番曲で、勇壮なメロディを湛えた展開から、アップテンポのロックンロールになだれ込んでいく。

 Ericの噛み付くような歌唱、Rossのテクニカルなギターソロ、さらには大合唱間違いなしのサビがなんともクールな名曲である。

 #9「The Warriors Prayer」は語り部の老人が孫にメタルキングの話を伝えると言うなんともアレなイントロダクション。

 そして、ラストトラック#10「Blood Of The Kings」はScottの雷鳴ドラミングとEricの絶叫から始まる重厚なメタルチューン。

 彼らのアルバムを締めくくるには珍しいタイプの曲だが、キャッチーなサビが映える隠れた名曲だ。

 アルバムタイトルや作品全体を支配するマッチョなストイズムを考えれば間違いなく彼らの代表作と言える名盤だ。

 「金属の帝王」の名は伊達や酔狂ではないのだ。

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 The Triumph of Steel

 

★★★★★★★★★★
 ギターをDavid Shankle(g)、ドラムスをRhino(ds)に交代して作られた7THフルレンス

 メンバーチェンジのためか、Manowar黄金時代の終わりを告げてしまった感がある。

 リーダートラック#1「Achilles, Agony, and Ecstasy in Eight Parts: Prelude/Hector Storms the」はいきなり30分に近い超大作(Venomの3RDを思い出すが)。

 ドラムソロとベースソロも用意された彼ららしいやりすぎな曲。

 あえてManowar流プログレッシブメタルと呼ぶべきか。ファンタジックで臭いメロディと展開は恐ろしく人を選ぶだろう。

 ただ、曲展開自体は5,6曲をつなぎ合わせた感じなので、あえて長尺曲にしなくても...みたいな気もする。

 #2「Metal Warriors 」は「Heavy Metal!!」という絶叫が響きわたるミドルテンポのメタルチューンで結構人気がある曲だ。

 #3「Ride the Dragon」は前のめりに突っ走るスピードメタルチューン。Rhinoのドラミングが魅せ、Davidのギターソロも秀逸だ。個人的にはManowarのギタリストはやはりRossに限ると思うが、この二人のおかげで出来たであろう名曲である。

 #4「Spirit Horse of the Cherokee」は重厚なミドルナンバー。Ericが連続で雄叫びをあげるが、ややテンションでごまかしている感がある。

 #5「Burning」は少々微妙なミドルテンポのメタルチューン。ただ、曲のエンディングに向かっての頭の悪さはわりと好きです。

 #6「The Power Of Thy Sword」はごり押しスピードメタルチューンでサビでの盛り上がりは中々クール。荘厳な展開を挟みつつ、剣の効果音を交えながら突進する、個人的には結構好きな曲だ。

 #7「The Demon's Whip」も重厚なミドルテンポのメタルチューンだが、曲が長い上に若干たるい。

 そして、ラストの#8「Master Of The Wind」はManowarバラードの中で最も秀逸だという意見もあるパワーバラード。ギターがRossではないせいかこれまでのバラードと比べるとギターがかなり目立たないが、中々の良曲だ。

 今になって聴きかえしてみると決して駄作ではないと思うが、前作の病的なまでの存在感と圧倒的な闘気を見せ付けられた後だと「弱い」という印象は拭えないのは確かだ。

 まあ#4,#5,#7という中盤以降の中だるみが一番原因であると思う。

 しかし、Ericはかなりテンションが高いのでそれらの曲もかなり救われている印象も受ける。

 #2,#3あたりだけなら初心者にも響くと思うが、やはりトータルでは入門用に向かないかな。

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 Louder Than Hell

 ラウダー・ザン・ヘル

 

★★★★★★★★★★
  ギターをKarl Logan(g)に交代、ドラムスにScott Columbus(ds)が復帰して製作された8THフルレンス

 メンバーの交代劇もあって、ややパワーダウンも感じられた前作から考えれば、あえて真の復活作と言いたい力作だ。

 リーダートラック#1「Return Of The Warlord 」は途中、ハーレーのエンジン音を響かせる疾走メタルチューン。Into Glory Ride収録のWarlordの続編にあたる曲で、ガツガツした突進力がグレイトな名曲だ。

 続く#2「Brothers Of Metal Pt.1」は重厚なミドルテンポのメタルチューン。曲名は最高にキャッチーだが、曲自体はそれほどキャッチーではないのが難点か。途中の「Brothers Of Metal!」のコーラスは頭に残るのだが。

 #3「The Gods Made Heavy Metal 」は「神々がヘヴィメタルをお作りになられた」という電波ものの歌詞は恐ろしくぶっとんでいてクールだ。「Fighting Of The World」の雰囲気も感じるキャッチーなミドルチューンだ。

 #4「Courage」はピアノで彩られるパワーバラードで、私がManowarバラードの中で最も好きな曲。元々バラード嫌いのこの私が好きなのだから、バラードが苦手の人にも是非聴いてもらいたい名曲だ。

 #5「Number 1」はもうこれでもかっていうくらいManowarとしかいいようがない。いまどき「ナンバっワーーーン!」なんて歌うやついるか?もちろん、かっこいい。

 #6「Outlaw 」はスラッシーなリフで疾走するメタルチューン。Rossとは違った活躍をみせるKarlのギタープレイに注目。

 #7「King」はピアノに導かれて始まるが、その後は軽快なメタルチューンへとなだれ込む。それにしてもOutlaw からKingっていう曲名はどうよ?(笑)。

 #8「Today Is A Good Day To Die」は9分以上もある緊迫感のあるインスト。

 #9「My Spirit Lives On」はKarlのギターソロで、彼が並ではない技巧派であることがわかる。普段は神がかったボーカルとベースの影に隠れがちだが、良いギタリストだと再確認できる。彼のギタープレイはRossよりもクラシカルな傾向が強いように思える。

 ラストトラック#10は「The Power」はライブ定番曲の疾走チューンで、「パーワーーー」の絶叫がこだまする頭の悪すぎる曲で最高にクールな名曲だ。

 捨て曲らしいものは見当たらないし、トータルバランスに非常に優れている。

 個人的には後期Manowarの間違いなく最高傑作だと思う。

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 Warriors Of The World

 

★★★★★★★★★
  9THフルレンス

 前作よりかなりのスパンが空いてリリースされた待望の9作目だ。

 まず特筆すべきは今までの彼らの作品中、最高のサウンドプロダクションだろう。

 薄かった音の厚みや音量がアップしたのは嬉しい限りである。

 さらに巷で言われているようにJoeyのベース音が今までより厚みのある音へと豹変しているのも特徴的だ。

 #1「Call To Arms」は荘厳さをもったミドルテンポのメタルチューン。半端じゃないエナジーを持った名曲だ。

 #2「The Fight For Freedom」はピアノも交えたドラマティックなバラードで、Ericの歌唱力は凄まじい。

 #3「Nessun Dorma」はイタリアのオペラ曲のカヴァー。Ericの歌唱がこれでもかと響き渡る絶演である。是非日本のフィギアスケーターにこれで演技してもらいたい。

 #4「Valhalla」はいかにも北欧的な荘厳ムードを持ったインスト。それにしてもヴァルハラときたか(笑)。神話好きにはたまらないな。

 #5「Swords In The Wind」は荘厳なバラード。物悲しい雰囲気が曲を支配する名曲。

 #6「An American Trilogy」はエルヴィス・プレスリーのカヴァー。非常にまろやかにアレンジされている。バンド状態が良好なのがわかる名カヴァーだ。

 #7「The March 」は次曲へと繋がる女性コーラスも交えたファンタジー風のインスト。

 #8「Warrios Of The World United」はJoeyのゴリゴリしたベースが曲を引っ張るヘヴィメタルチューン。名曲であり、まさにKings Of 大仰だ。

 #9「Hand Of Doom」は冒頭でKarl がクラシカルなギタープレイを見せる疾走メタルチューン。荘厳さも兼ね備えた名曲。

 #10「House Of Death」も疾走メタルチューンで「Hand Of Doom」と比べるとよりメタリックに熱いアグレッションを叩きつける。

 #11「Fight Until We Die」も疾走メタルチューン。前2曲よりドラマ性が強い。

 最終的に#9からラストまで疾走チューンをぶっ放すという彼らにしては珍しいアルバム構成で締めくくっている。

 #12のボーナストラックは「Kill With Power」のライブバージョンで、よりへヴィに熱演している。

 クラシカルな欧州路線になろうとも、まったくブレない彼らの音楽姿勢に頭が下がる思いだ。

 曲も非常にハイクオリティ、しかも良質なサウンドプロダクションのおかげで悪いわけが無い。

 ただ、収録曲がクラシック部分とメタル部分と極端に分かれているため、クラシック部分がお気に召さない場合は、非常に賛否両論あるアルバムだと思う。

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 Gods Of War (EU) [CD+DVD]

 

★★★★★★★★★
 2007年リリースの10THフルレンス

 ドイツで先行発売されていた待望の最新作が北欧神話の軍神オーディンをコンセプトとした通算10枚目のフルアルバムだ。

 そのためか北欧かぶれが凄まじく進んでおり、ほとんどアメリカのバンドという感じがしない。

 それはともかく、さて内容に触れましょうか。

 #1「Overture To The Hymn Of The Immortal Warriors」は大仰過ぎるインスト

 #2「The Ascension」はインスト+語り

 #3「King Of Kings」は語りを含むスピードメタルチューン、若干メロパワ臭さを感じさせる名曲。

 #4「Army Of The Dead, Part I」はほとんどアカペラのオペラ風イントロダクション

 #5「Sleipnir」は馬が駆ける音に始まり、語りを入れながら疾走するスピードメタルチューンで、#2にリフや曲調が似ているが、冒頭やサビで聴けるEricの歌唱はゾクゾクすること必至な名曲だ。

 #6「Loki God Of Fire」はキャッチーなリフをもつミドル〜アップテンポのメタルチューンで、気合の入りすぎな掛け合いコーラスが暑苦しい。中々の良曲である。

 #7「Blood Brothers」は荘厳かつひんやりしたバラードで、ここでもEricの歌唱は冴え渡る。

 #8「Overture To Odin」は荒涼な雰囲気をかもし出すインスト。へこんでいる時に聴くとヴァルキリーが迎えに来てしまうかもしれない物悲しい空気を漂わせる。

 #9「The Blood Of Odin」も語り+殺伐したインスト。

 #10「The Sons Of Odin」はベースがドゥドゥドゥ、ドゥとリフを刻むミドルテンポのへヴィなメタルチューン。まさに北欧神話メタルといったこってりした世界観が楽しめる。曲の後半は語りで締めくくる。

 #11「Glory Majesty Unity」は雨と戦いのインスト+語り。かなり殺伐とした風景が見えてきそうだ。

 #12「Gods Of War」はタイトル曲で雷鳴のようなドラミングで始まる合唱オペラ調のクラシカルミドルチューン。

 #13「Army Of The Dead, Part II」は聴いた瞬間教会が思い浮かぶインスト+オペラ調の合唱。これまたこってりとした北欧世界だ。

 #14「Odin」はコンセプト上もうひとつのタイトルチューンと呼べそうなミドルチューンだが、やや弱い。

 #15「Hymn Of The Immortal Warriors」はオペラ調合唱バラードでメロディが美しく、コーラスが力強い名曲。

 #16「Die For Metal」はボーナストラック扱いされている、意味深な曲名を持つ重厚なミドルテンポのメタルチューン。シングアロングなサビをもつ作品中一番メタルな曲である。

 全体的にオペラ、オーケストラ色が強すぎてメタルチューンが浮いてしまうのがたまにキズか。

 インストが多いのも特徴的でインストが苦手な方は通して聴くのはきついだろうし、肝心の「Odin」が曲として一番微妙かもしれないというのもいかがなものだろうか。

 しかし、名曲#3、#5、#15といった曲の充実振りはやはり素晴らしい。

 楽曲自体は意外にコンパクトなのでインストの多さに目をつぶれば聴き通しはさほど辛くない。

 ただ、前作以上に極端になったクラシック部分が無駄に感じる場合は、前作同様アルバムの聴く部分に偏りが出てしまうのは必至である。

 とりあえずロートルメタルバンドな空気をまったく出していないのがすごい。

 もう枯れた印象のある去年のIron Maidenの新作と比べるとやはりこちらの方が「生きている」感が強いのなんの。

 なにはともかく来日してください、お願いします!

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EP

アルバム         個人的満足度     レビュー

 The Sons of Odin

 

★★★★★★★★★★
 Manowarのライヴ音源2曲を含む5曲入りEPに、DVDがセットになったスペシャル盤。

 DVDには、2005年のファン・コンベンションのドキュメンタリー(ショート・ヴァージョン)を32分、チェコでのオーケストラ&クワイアと収録した「Heart Of Steel」のリハーサル風景を6分、”Live at Earthshaker Fest 2005”DVDのトレイラー6分、ファンコンベンションとライブ・コンサートの未発表フォト・スライドショー、本EP収録全5トラックの5.1ミックスを収録

 内容はやや薄いが、やはりDVDが嬉しい。新作「Gods Of War」が非常に楽しみだ。

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ライブアルバム

 Hell on Wheels Live

 

★★★★★★★★★★
 初のライブアルバム

 これを聴けばManowarの魅力の大半がわかるはず。

 2枚組というボリュームの多さで、代表曲のほとんどを収録した選曲はベスト盤として機能もする。

 Disc1の「Manowar! Manowar!」のオーディエンスのコールを聞けば彼らがいかにライブバンドだということがわかる。

 演奏もフルレンスの何倍もパワフルで、ライブ版のほうが数倍かっこいい曲も多数存在する。

 Motorhead,AC/DCのライブアルバムに匹敵するオーラである。

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 Hell on Stage Live

 Hell on Stage Live

 

★★★★★★★★★
 ライブアルバム第2弾

 またもやファンには嬉しい2枚組。

 しかも、Hell On Wheelsとは曲がかぶらないという徹底振り。

 これとHell On Wheels聴くともしかしてManowarはアルバムをライブ録りしたほうがいいんじゃないか?とさえ思える。 

 Hell On Wheelsとあわせて、初心者入門用には最適だが、マニアックな曲が多いから前作の方が初心者には良いという声もあり。

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DVD

 Fire & Blood (2pc)

 Fire & Blood (2pc)

 

★★★★★★★★★★
 DISC-1には98年ブラジル、サンパウロでのライヴ15曲のほか、「PHILIPS MONSTERS OF ROCK」のドキュメンタリー、インタビューなどを約130分収録。DISC-2をこれまた145分たっぷりと収には「HELL ON EARTH PART2」と題し、ツアー・ステージの模様録。ライヴ映像以外のコンテンツも充実の合計時間4時間半以上収録 いずれのディスクもドイツ、スペイン、イタリア語の字幕付き

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 Hell on Earth 1

 

★★★★★★★★★★
 Hell On Earthツアー全行程から選りすぐりのオーケストラル・セッション、レアなプロモーション・ビデオ、フェスティバル・ビデオ

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  ★★★★★★★★★★
 ディスク1には、99年から2000年にかけて行われた世界17ヶ国での34のステージからのライヴ・パフォーマンス/バックステージ映像を収録。ディスク2には2002年のドイツ・ケルンでの「RING FEST」でのライヴパフォーマンスを5.1chサウランドで再編集。他にもヴィデオ・クリップやメイキングなどを収録。字幕はなんと10ヶ国に対応、残念ながら日本語はなし

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 Hell on Earth IV (3pc) (W/CD)

 

★★★★★★★★★★
 大盛況に終わったウォリアーズ・オブ・ザ・ワールド・ツアーの模様を中心に収録した4時間半にも及ぶ2枚のDVDに、さらに話題の新曲「King ofKings」を含むスペシャル音源を満載したボーナスCDもセット

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 Day the Earth Shook: The Absolute Power (2pc)

 

★★★★★★★★★★
 2005年7月23日MANOWARがヘッドラインを務めたEarthshakerフェスでのライブ・パフォーマンスをフルで収録のほか、ファン・コンベンション拡大版ドキュメンタリー(3時間!)、"The Day the Earth Shook"ドキュメンタリーなどを2枚組DVDに収録。12ページのブックレット付デジパックの豪華仕様。全6時間以上

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